知って得する病気の知識

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2.症状の現れ方

 典型的なアトピー性皮膚炎では、痒みのある湿疹が、おでこ、目・耳・口のまわり、唇、首、手足の関節の内側、胴体などに左右対称にみられます。症状が出現するのは、早い例では生後2〜6ヶ月ですが、1歳、4〜5歳、学童期、思春期になって始まることもあり、最近は成人になってから症状がでてくる人もいます。1歳未満で発症して、成人期まで続くこともあります。成人期のアトピー性皮膚炎は、特に成人型アトピー性皮膚炎とよばれます。

図 成人男性の首のまわり*、成人女性の肘の内側**、乳児の膝の内側**に現れた、アトピー性皮膚炎の症状(*向井秀樹:皮膚病診療20:331、1998 **吉牟田富美子:皮膚病診療20:339、1998)

 

3.アトピー性皮膚炎と喘息、鼻炎との関係

 アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などの病気(アトピー性疾患)に共通しているのは、アトピー素因(体質)です。これらの病気ではアレルギー反応(アトピーアレルギー)が起こる場所がちがうだけ、ということもできます。そのため、これらの病気を合併することが少なくなく、年齢が高くなるほど合併率が高くなる傾向があります。年を経るにつれて1つ1つ新しいアトピー性疾患が加わり、これらが出たり消えたりしながら進行していくという考え方もあります。ただし、すべてのアトピー性疾患が同時に悪化することは、普通はありません。


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