知って得する病気の知識

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●大腸ポリープの種類

大腸ポリープは、性質の違いによって大きく「腺腫性」「過誤腫性」「炎症性」の3つに分けられます。また、その形状の違いから分類すると「有茎性」「無茎性」などがあり、大きさも5mm以下の小さなものから3cmを超えるものまでさまざまです。

《性質の違いによる分類》

1)腺腫性ポリープ:最も多いポリープで、がん化の危険性が高い
大腸の粘膜は、絨毛(じゅうもう)という細かな凹凸で覆われています。そのくぼみの中にある、腸液を分泌する腺組織の表面にできたものが腺腫性ポリープです。
大腸ポリープの中で最も多いのがこの腺腫性ポリープです。 また、がん化する危険性が最も高いのもこのタイプです。腺腫性ポリープは、その形態によってさらに次の3つに分類されます。

管状腺腫
管状の形態を保ったポリープで、腺腫性ポリープの大部分はこのタイプ です。
がん化の可能性は比較的少ないと考えられています。

絨毛腺腫
絨毛の形態を保ったポリープで、発生頻度は高くありません。 しかし、腺腫性ポリープのなかで最もがん化しやすいタイプです。
管状絨毛腺腫
管状腺腫と絨毛腺腫が混合したもの、発生頻度はまれです。
絨毛腺腫の次にがん化しやすいタイプです。


2)過誤腫性ポリープ:組織奇形の一種で、本来的には良性
本来、そこにあるべき組織成分が過剰に発育した腫瘍で、基本的には良性です。このタイプは次の2つに分類されます。


若年性ポリープ 多くは幼児期に見られるものですが、成人で見つかることもあります。
直腸に散在するように発生し、出血しやすいポリープですが、がん化の心配はありません。
Peutz-Jeghers型ポリープ
(Peutz-Jeghers症候群)
食道以外の消化管に発生する先天性の疾患で、皮膚や粘膜の色素沈着が特徴です。100個以上のポリープが発生することが多く、この場合は“消化管ポリポーシス”という病気に分類されます。がん化する危険性もあります。

3)炎症性ポリープ:がん化の可能性はほとんどない潰瘍性大腸炎などの後に傷跡のような形で残ったポリープ。潰瘍性大腸炎はしばしば大腸がんを合併しますが、炎症性ポリープ自体はがん化の可能性はほとんどありません。




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