更新:2009年3月
●腎盂腎炎とは
腎臓の主な働きは尿をつくって排泄することです。体内で作られた、たんぱく質の老廃物や有害物質などが血液に含まれて腎臓に運ばれてきます。その血液は「腎動脈」という太い血管によって腎臓に集まり、腎臓の組織の「糸球体」で濾過されて尿細管を通る間に必要な成分を再吸収したり、不必要な成分を排泄しながら濃縮されていきます。その尿は腎杯から腎盂に集められ、尿管、膀胱を経て尿道から体外に排泄されます。
「腎盂腎炎」は、腎盂や腎杯、さらに腎臓の髄質が細菌によって炎症を起こしている状態をいいます。

●原因はなんでしょうか?
「腎盂腎炎」は細菌による感染症ですが、本来、健康な人は膀胱から尿管、腎盂には細菌は存在しません。それが何らかの原因で細菌が侵入して炎症を起こすのです。細菌の侵入経路によって、大きく3つの感染のタイプに分けることができます。もっとも多いのは上行性感染です。
1.上行性感染
細菌が外部から尿道をさかのぼることによる感染。
2.リンパ行性感染
尿道から膀胱、尿管、腎盂の周囲にあるリンパ腺からの感染。
3.血行性感染
体の別の感染部位から、血液の流れを通じた感染。



