知って得する病気の知識

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●A型〜C型肝炎

A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎について、原因や症状などを簡単に解説します。

1.A型肝炎(別名:流行性肝炎とも伝染性肝炎ともいわれます)

  • 原因:A型肝炎ウイルスによる肝炎です。飲料水や生食(代表的なものは“生かき”など)などから感染し、ときに集団発生することがあります。衛生状態のよくない地域に旅行して感染する人も少なくありません。冬から春(1〜5月)に好発します。
  • 症状:ウイルスに感染してから2〜6週間後に発病します。典型的な例では発熱、全身倦怠感、吐き気、嘔吐、悪心、腹痛、食欲低下で発病します。ときに、筋肉痛、関節痛、頭痛などの症状も見られます。発症後数日から数十日で黄疸(おうだん)が現れます。 合併症としてはまれに急性腎不全、溶血性貧血、再生不良性貧血、低血糖発作などが見られます。
  • 予後:慢性化したり、再発したり、劇症肝炎になることはごくまれで、予後はよく大部分が完治します。
  • 予防:A型肝炎は予防接種もあり予防が可能です。感染するリスクが高い地域(東南アジアやアフリカなど)に行く際は予防接種を受けましょう。

 

2.B型肝炎
  • 原因:B型肝炎ウイルスによる肝炎です。最も多い感染経路は輸血、母子感染、性交、覚せい剤などの薬物注射などですが、原因不明な例(散発例)もあります。母子感染は出産時に産道で感染します。 輸血による感染例は、輸血用血液の肝炎予防検査の精度が向上してから激減しています。
  • 症状:ウイルスに感染してから1〜6ヵ月後に発病します。全身倦怠感に引き続き食欲不振、悪心、嘔吐などの症状が現れ、黄疸(おうだん)が出ることがあります。一方、感染しても自覚症状がないまま、治癒してしまうこともあります。 合併症として、タンパク尿などの症状が出る膜性腎症を起こすこともあります。
  • 予後:成人で発病した人の予後は比較的良好といわれていますが、まれに劇症肝炎が起こります。母子感染した子どもは慢性化し、肝硬変、肝ガンと進展することがあります。
  • 予防:B型肝炎は予防接種もあり予防が可能です。B型肝炎ウイルスを持っている母親から生まれた子ども、B型肝炎ウイルスを持っている人の家族、医療従事者らはワクチン接種を受けることが望まれます。

 

3.C型肝炎
  • 原因:C型肝炎ウイルスによる肝炎です。最も多い感染経路は輸血や血液製剤の使用で、刺青や医療事故、性行為や覚せい剤などの薬物注射で感染することもあります。原因不明な例(散発例)もあります。 輸血による新たな感染例は、輸血用血液の肝炎予防検査の精度が向上してから激減しています。
  • 症状:多くが無症状です。合併症として、タンパク尿や血尿の症状が出る膜性増殖性腎炎を起こすことがあります。
  • 予後:慢性化することが特徴です。感染後、数十年して急速に悪化し、肝硬変や肝ガンに進展する例も少なくありません。


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