知って得する病気の知識

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すい炎

●すい炎が起こる仕組み

すい臓から分泌される消化酵素は、蛋白質、脂質、糖質を消化する強力な酵素です。健康な人のすい臓は、強力な消化酵素によって自分のすい臓を溶かしてしまうのを防ぐために、巧妙な安全装置が生体内で働いています。


たとえば「トリプシン」という蛋白質を分解する消化酵素は、すい臓内では「トリプシノーゲン」という消化酵素としては未熟な形でつくられます。トリプシノーゲンが十二指腸に流れ出ると、十二指腸に存在する「エンテロキナーゼ」という酵素と反応して「トリプシン」に変化し、ここから消化酵素としての本来の働きが始まるのです。


ところが、何らかの理由で安全装置が正常に作動せず、消化酵素がすい臓内で働き出すと、すい臓は自分で分泌した消化酵素によって消化作用を受けてしまいます。この状態をすい炎といい、炎症が短期間で急激に起こるものや、長期間にわたってジワジワと起こるものなどさまざまです。


短期間で急激に起こるものを「急性すい炎」、長期間に渡るものを「慢性すい炎」に区別して説明しましょう。


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