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顔をぶつけた場合 

顔面強打はよくあるけが

 子どもは顔面のケガが案外多いのです。どこかにぶつかったり、友達どうしでぶつかって、青あざを作ることはよくあります。
 顔の中でもいちばんよく見られるのは、目の周囲のケガ。目の回りや、眉、眉間などの内出血や切り傷です。また、鼻を強打して鼻血を出すこともあります。
 軽い傷や打ち身程度ならよいのですが、ひどく強打したときには、意識がもうろうとしたり、失神したり、嘔吐が見られることもあります。こういった症状のときには、呼吸の有無などを確かめて救急車を呼ぶか、いちばん近い救急病院に直行してください。

顔の傷は跡が残らないように

 青あざなどは、最初は痛々しくひどいケガに見えますが、だんだん跡が消えてなくなっていきます。絞ったタオルなどで、しばらく冷やしてあげると痛みが治まるでしょう。
 切り傷や擦り傷は、治っても場合によっては跡になることがあるので、慎重に手当をする必要があります。まずは洗って止血しましょう。傷が大きく開いている場合は、外科で縫合が必要になることもあります。すぐに受診して処置をしてもらいましょう。
 最近は、よほど大きな切り傷でなければ、医療用接着剤などを使って糸で縫わずに治す方法もあります。

鼻血はどこから出るの?

 鼻血はどこから出血しているのでしょうか。鼻の奥のほうから出血することはほとんどありません。
 小鼻の内側のほうには、キーゼルバッハ部位と呼ばれるところがあります。鼻の穴に指を入れたとき、中央で触れられる硬い部分です。ここの血管が傷ついて起こる鼻血が、およそ9割を占めているのです。

鼻血のときの処置

 鼻血が出ると、慌てて上を向かせてしまったり、奥のほうまで脱脂綿を詰めてしまいがちです。けれども、これは正しい方法ではありません。

 <鼻血の止めかた>
 •どちらかというと前かがみにさせます。
 •鼻血は飲みこませず、口から吐かせるようにします。
 •脱脂綿は親指の先くらいにまとめ、出血している鼻の、キーゼルバッハのあたりに詰めます。
 •小鼻を両側から強めにつまんで圧迫し、そのまま15分ほど安静にします。
 たいていはこの方法で止めることができます。

鼻血を繰り返す子ども

 特にぶつけたわけでもないのに鼻血をよく出す子どももいます。
 鼻炎で鼻粘膜がデリケートになっていたり、副鼻腔炎を患っていると、ちょっとしたことで出血することがあります。また、何らかの病気で鼻血を出しやすくなっていることもあるので、頻繁にみられるようならかかりつけ医に相談しましょう。
 そのほか、鼻の中に何か詰めていて、異物が出血の元になっているということもあります。鼻血がとまったらちょっとのぞいて確認してみましょう。
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