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手足の爪が割れた、またははがれてしまった場合 

爪のケガへの対応の前に、爪の構造を知ろう

 手や、足の爪は、皮膚にくっ付いているという印象を持たれている方が多いですが、実は指の先端の角質が変化してできたものです。爪の成分は、ケラチンというタンパク質の一種で、適度に水分を含んでいる組織ですが、乾燥したり、栄養状態が悪いと、割れやすくなります。
 私たちが「爪」と呼んでいるものは「爪甲(そうこう)」という部分です。爪のつけ根から奥は「爪根(そうこん)」と呼ばれます。ここには爪の元になる大事なところ「爪母(そうぼ)」があります。
 爪のつけ根には、半月状の白い部分がありますが、これは「爪半月(そうはんげつ)」といって、これから爪になっていく部分です。「半月が大きいと健康」などと言われたりしますが、全身の健康状態には実はあまり関係がありません。
 特に、小さい子どもの爪では、半月がほとんど見えないこともあります。

爪がはがれた場合の対応

 爪が無くなると、物をつまんだり、足指に力を入れたりするのが難しくなります。生活する上で非常に重要なのですね。
 何かに引っかけて爪がはがれてしまうと、大変な痛みを伴います。爪がはがれたら、消毒したうえで爪を元に戻して乗せ、ガーゼや包帯などで固定してすぐ外科を受診してください。汚れた手で傷口を押えないようにしましょう。爪が割れたら、そのままばんそうこうで固定をしてください。
 爪は再生しますが、完全に元に戻るまでには1ヶ月以上かかってしまいます。

爪を切っているときなどの「深爪」にも注意しましょう

 子どもの爪は薄くて切りにくく、うっかり深爪してしまいがちです。大人用ではなく、子ども用の爪切りで切った方がよいでしょう。
 深爪してしまったときは、流水で洗い、ばんそうこうで固定しカバーしておきます。

巻き爪への対応

 巻爪とは、爪の両側が指先の皮膚に食い込む現象です。足指の状態を見て、巻き爪や陥入爪(かんにゅうそう)らしいとわかったら、整形外科に相談して下さい。
 巻き爪そのものを治療するのも大切ですが、靴との相性などが原因という場合もありますので、子どもに合った靴を選びましょう。幼児の成長は早いので、靴もあっという間に合わなくなることがあります。歩き方が変だな?と気づいたら、足もとにも注意してあげるとよいでしょう。

爪の根元を傷めたときの対応

 指を挟んで、爪の内側が内出血してしまうことがあります。骨折などなければ自然に治っていきますが、爪が黒くなって、後日はがれてしまうこともあります。念のため消毒し、ばんそうこうでカバーしておきましょう。
 爪がはがれたり傷んだりしても、爪甲だけなら再生します。しかし、爪母が傷ついたり取れてしまったりすると、再生は難しくなります。根元を傷めたときは、必ず外科を受診し、適切な処置を受けましょう。
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