マンガで読む  あなたと医師会

scene 2 医療機関の連携を支える

基幹病院とかかりつけ医の連携を支えるのも、医師会の役割です。

医師会はボランティア集団?

では、医師会はどのようにして成り立ってきたのでしょうか?

実は医師会は、上からの命令によってできた組織ではありません。地域の最前線で働く医師たちが、地域住民の健康を支えるため、自主的に集まって活動してきた組織なのです。予防接種や健診を引き受けるために医師会に入った開業医が、活動するうちに役員になったという例もあります。「もう少し医療を良くしたいな」「何とかできないかな」と感じた医師たちの集団が、いまの医師会の土台となったのです。

 

医師会は医師のネットワーク

さて、よく話題になるのが、勤務医が医師会に入る理由についてです。ここまでの話を踏まえて考えても、勤務医と医師会が結びつかないと感じる人も少なくないでしょう。

しかし、昨今の医療は大規模病院だけで完結するものではなく、地域の医療機関、特に診療所などのかかりつけ医との連携が欠かせません。基幹病院の勤務医と、地域のかかりつけ医とが、普段から互いに顔の見える関係を築き、情報交換を行うことによって、よりスムーズに連携して患者さんを診ることが可能となります。医師会は地域の中で、医師同士・医療機関同士の連携を支えるネットワークの役割を果たしていますから、多くの患者さんの紹介を受け入れる基幹病院の勤務医にとっても、医師会のネットワークは大きな意味を持つのです。