留学、一度はしてみたいと思ったことのある人も多いでしょう。
留学とひとくちに言っても、学生時代に行く短期間の語学留学から、数か月単位の大学の交換留学プログラム、そして医師になってからの数年間の研究留学…など、様々な形があります。留学のつもりで渡航して居着いてしまい、現地で医師や研究者としてのキャリアを歩む人もいます。

留学には、決まった形はありません。行く先も、時期も、目的も、得られるものも、どれが正解というものはありません。今の自分の課題に行き詰まったとき、医師になる目的を見失ったとき、知的な興味が湧いたとき、思いがけず機会が巡ってきたとき…、先輩たちが留学した経緯も多種多様です。

ひとは誰しも、限られた狭い世界を生きているものです。よく「医者は世界が狭い」と言われますが、それは医学生や医師に限ったことではありません。しかし、ひとの人生に深く関わり、大きな影響を与える立場にある医師には、「広い世界を知っている」ことが求められるのでしょう。「井の中の蛙」かもしれないという負い目を捨て、自信を持ってグローバルな時代を生きていくためにも、ぜひ一度「大海」を見てみようではありませんか。

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インタビュー 黒川 清