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実習や研修に行くと、あなたの前には
数多くのお年寄りが「患者」として立ち現れます。
医師であるあなたは、疾患を治療したり、
症状を緩和したりすることに力を注ぐでしょう。

がんばった甲斐あって、症状は落ち着き、退院できることになりました。
さて、ここであなたは、目の前の一人のお年寄りがこの後、
どんな生活を送るのか、イメージできているでしょうか?

その人は誰と、どんな暮らしをしているのでしょうか?
自分で料理をしたり、買い物をすることはできるのでしょうか?
毎日、楽しみなことがあるでしょうか?
近くにかかりつけ医はいるのでしょうか?

相談しにくい悩みはないでしょうか?
介護している家族は疲れていないでしょうか?

これら全てを医師が把握し、支えることはできません。
朝から晩まで、様々な場所で様々な人が、力を注ぐ必要があるのです。
そして、お年寄りを取り巻く人々が手を取り合うことで、
その暮らしはより良いものになるでしょう。
そのための仕組みが、「地域包括ケアシステム」なのです。

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