地域医療の現場で働く医師たち
第4回「日本医師会 赤ひげ大賞」表彰式開催

2016年1月29日に、第4回「日本医師会 赤ひげ大賞」表彰式が東京都内にて開催されました。(主催:日本医師会・産経新聞社 後援:厚生労働省・フジテレビジョン・BSフジ特別協賛:ジャパンワクチン株式会社)

赤ひげ大賞とは、全国の都道府県医師会から推薦された、各地域のかかりつけ医として生命の誕生から看取りまで様々な場面で住民の疾病予防や健康の保持増進に努めている医師を表彰するもので、毎年5名の医師が受賞しています。

今回初めて医学生に表彰式への参加を呼び掛けたところ、10名が参加してくれました。参加した医学生からは、現場の先輩医師から直接話を聞くことができ、有意義だったとの声が寄せられました。

日本医師会では、今年度も引き続き医学生に参加してほしいと考えています。参加要項は本誌掲載予定です。ぜひ奮ってご参加ください。

受賞者・受賞者の功績

重度の障がいを持つ小児の在宅医療に尽力

髙橋 昭彦(たかはし あきひこ)医師 55歳 
栃木県 ひばりクリニック院長

0歳〜100歳の地域住民の医療を引き受けるかたわら、在宅療養支援診療所として設立したNPO法人「うりずん」の理事長を務め、人工呼吸器をつけた子どもを預かる重症障がい児者レスパイトケア施設を運営。

身寄りのない人に寄り添い生活面でも支援

山中 修(やまなか おさむ)医師 61歳
神奈川県 ポーラのクリニック院長

横浜市中区・寿地区で、住民の「医衣食職住」環境を改善すべく医療施設を開設。「家族がいない人のための町医者」が診療の理念。また、地域のNPO法人「さなぎ達」と協力し、路上生活者の生活支援も行う。

在宅で過ごす患者にきめ細やかなケアサービスを実践

土川 権三郎(つちかわ けんざぶろう)医師 64歳 
岐阜県 丹生川診療所所長

患者さんの希望に応え、希望を叶えてあげたい」という熱い思いを持つ。対象者一人ひとりに焦点を当てた、週一回のケア・カンファレンス等の結果、在宅で看取る方が町内の全死亡者の33%となった。

まちの道路を病院の廊下に見立て往診に奔走

高見 徹(たかみ とおる)医師 66歳  
鳥取県 日南町国民健康保険日南病院名誉院長

「まちは大きなホスピタル」がモットーで、毎日自ら往診を行う。そのため高齢化率が47.2%の日南町の在院日数は全国平均を大きく下回っている。現在は日南病院のノウハウを都市へ伝えることにも熱心である。

小児在宅医療の充実を図り重症の子どもと家族を支援

緒方 健一(おがた けんいち)医師 60歳
熊本県 おがた小児科・内科医院理事長

開院当初から一般診療のかたわら、小児在宅医療支援を開始。超重症児とその家族が安心して在宅医療に取り組めるようネットワーク作りにも尽力し、医療型短期入所施設「かぼちゃんクラブ」を併設した。

※順序は都道府県順に北から。受賞者の年齢は2016年1月末現在。

 

「赤ひげ」とは?

昭和を代表する作家である山本周五郎の小説『赤ひげ診療譚』の主人公である医師の呼び名です。彼は貧しい庶民の暮らしや葛藤に向き合いながら、医療に身を投じました。日本医師会では、地域住民に寄り添い地域医療に貢献してきた医師の功績を称えるために、この話にちなんで2012年に本賞を創設しました。


 

 

表彰式には安倍首相も駆けつけ、受賞者を激励しました。

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