患者・医師間の情報格差

 

 

医学的な説明って難しい…。私たちが日頃使っている言葉が、患者さんに当たり前に伝わるわけではないんですね。

医師の使う言葉が、患者さんに「訳がわからない」「怖い」といった印象を与えてしまうこともあるんだな、と思いました。はたから見ればすれ違っていることがわかりますが、僕もいざ説明する立場になったら、川上先生のように専門的な言葉をたくさん使ってしまうかもしれません。

それにしても、どう考えても手術した方が良い状態なのに、明らかに怪しい本を持ちだして「手術は嫌だ」って言い張られたら、どうしたらいいんでしょうか。川上先生も、石田さんのためを思って言っているのに…。

そうですね。川上先生は、今後の治療について、医学的な知識に基づいて詳しく説明しています。私たちにとっては、理解できるし、納得のいくものですよね。しかし石田さんにとっては、若い医師が難しい言葉で話すよくわからない説明よりも、有名な人の書いたベストセラーの内容の方を信じたくなるのかもしれません。

確かに、僕だって自分が詳しくない分野については、有名な人が書いたわかりやすい本を信じるような気がします。

二人とも、医学部の勉強は覚えることが多くて大変じゃないですか?医師は、医学部の6年間はもちろん、その先もずっと学び続けます。そんな医師と患者さんとの間では、持っている知識の質や情報の量に差があるのは当たり前のことですよね。

言われてみればそうですね…。でもそれなら、いったいどうしたらうまく医学的な説明ができるのでしょうか?

 

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