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皆さんは、自分が将来「保健」に関わる仕事をすると考えたことはありますか?

「保健」という言葉に、皆さんはどんなイメージを持っていますか?

自分が将来「保健」に関わる仕事をすると、考えたことはありますか?

実は「保健」という言葉は、医師法の第1条にも登場しています。条文には、「医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする」とあります。医師の仕事は「国民の健康な生活を確保する」ことであり、そのために「医療」だけでなく「保健指導」にも取り組むべきであると書かれているのです。しかし医学部では、「保健」について学ぶ機会はあまり多くはありません。今回の特集では、そんな「保健」を取り上げます。

「保健」とは人が健康を守り保つことですが、それは個人の力だけでは実現できません。例えば、衛生状態が悪い国では、水の汚染や感染症の蔓延などが人々の健康を脅かすため、行政や医療職が主導的に動き、環境を改善する必要があります。衛生状態が改善されたら、今度は人々が定期的に健康診断や予防接種を受けることなどが目標になるでしょう。さらには、一人ひとりが健康に対する正しい知識を身につけ、健康づくりに取り組むことが目指されます。

これらは、人々の行動を専門職が支援することで、初めて達成されます。「保健」を実践するためには、市民の生活の場に医療者が出向き、働きかけることが求められるのです。医療機関で患者を「待つ」のではなく、市民の生活の場に「出て行く」、そんな医師の仕事の一側面を見てみましょう。

 

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