10年目のカルテ

周囲のサポートを受けながら
ライフステージに合わせて働き方を選べる

【腎臓内科】岩永 みずき医師
(赤心堂病院 内科)-(前編)

腎臓内科と透析治療

原田先生

――はじめに、腎臓内科とはどんな診療科なのか、簡単に教えていただけますか。

岩永(以下、岩):腎臓内科では、腎臓に対する内科的治療を総合的に行います。その一つは慢性腎臓病の管理であり、当院でも力を入れているところです。

慢性腎臓病に関しては、まずは腎機能の温存に努め、透析導入の時期をできるだけ遅らせることが重要です。食事療法・薬物治療によって、腎臓に負担をかけないよう働きかけます。

腎機能がかなり低下し、浮腫など様々な症状が出るようになった患者さんに対しては、人工透析を導入します。透析導入に向けたシャントの造設をはじめ、透析導入後の通院・生活設計についても相談に乗ります。

――先生は、どうして腎臓内科を志されたのでしょうか。

:正直、学生の頃は「腎炎というものがある」「中には腎臓が悪くなって透析に至る人がいる」と知っている程度で、腎臓内科に具体的なイメージは持っていませんでした。でも、臨床研修で腎臓内科に来てみると、透析にも血液透析・腹膜透析など様々な種類があり、患者さんの状態、社会生活などを踏まえたアプローチができることなどを知りました。また、腎臓は循環器疾患・膠原病など他科の様々な症状にも関わっており、全身を診られることも知り、興味を持ちました。

また、腎臓病があると、他の様々な病気の治療法にも制限が生じます。腎臓病患者であるがゆえに他科で診てもらえない患者さんの役に立てたらな、と思ったことも動機の一つでした。

――現在は、透析関連の診療がお仕事の中心なんですか。

:はい。市中病院だと透析に関わる仕事の割合が大きくなりますね。私は現在子育て中で週4日勤務なのですが、うち1日は内科の外来に出ていて、残りの3日はずっと透析患者さんを診ています。

 

(クリックで拡大) 1week
「医師になる」ということ。 読者アンケートはこちら