10年目のカルテ

患者さんと一生懸命向き合い信頼関係を築く

【糖尿病・代謝内科】竹下 有美枝医師
(金沢大学恒常性制御学【旧第一内科】内分泌代謝内科)
-(前編)

代謝内科を目指した経緯

10年目のカルテ

――まず、代謝内科を目指したきっかけをお聞かせいただけますか?

竹下(以下、竹):父親が内科の開業医なんです。父が地域の人に信頼され、感謝されている姿を見てきて、医師の仕事は社会に貢献できる誇らしい仕事だなと感じ、私も内科医を目指しました。入局した第一内科は消化器が主で、私も最初は胃カメラや大腸カメラなどの検査をメインにやっていましたが、父のようにもっと患者さんと向き合って、長い付き合いができるようなところを専門にしたいなと思い、代謝内科を選びました。

――具体的にどのようなところで、患者さんと向き合う科だなと感じますか?

竹:代謝内科では血糖に関わる様々な臓器を診るため、結果的に全身を診ることになります。また仕事での異動やストレス、妊娠・出産など、生活のちょっとした変化が採血の数値に表れることもあるので、患者さんの暮らしにまで踏みこんで話を聞く必要があります。食事療法や運動療法をする際には、患者さんの生活リズムに合わせた一番いい方法を提案して、本人にも納得してもらうことが大切ですから、じっくり患者さんと向き合うことが求められるんです。

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