大学紹介

浜松医科大学

【教育】コンピテンシーを備えた医師の養成

小出幸夫理事

理事(教育・国際交流担当)・副学長 小出 幸夫

浜松医科大学医学科では、医学に関する基礎的知識・技術・態度(プロフェッショナリズム)のみならず、問題解決能力と自学自習の態度・習慣をコンピテンシーとして備えた医師を養成し、人々の健康と福祉に貢献することを教育目標としています。この目標を実現するため、6年一貫らせん型カリキュラムによる教育を行っています。

その柱となる医学概論では、学年進行に応じたテーマを設定し、プロフェッショナリズム(医療倫理、コミュニケーション能力等)と人格を陶冶します。更に、同じテーマを繰り返し学び、段階的に内容を高度化し、応用できるように「らせん型カリキュラム」を設定しています。初年次では基礎教育科目を行うのみならず、本学の特徴である「人間科学ゼミナール」を行っています。これは少人数チュートリアル教育であり、その後に行うPBLーチュートリアル学習への橋渡し的役割を担っています。又、このPBL学習は問題発見・解決能力を養成する教育法として知られていますが、本学では5年次生をチューターとする「屋根瓦方式」を採っており、学生達からは好評を博しています。更に、研究心を涵養する基礎医学研究室での研究体験・研究成果の発表を基礎配属と称して実施しています。CBTとOSCEに合格した学生には「Student Doctor」の称号を付与することで、自覚を持って診療参加型臨床実習に当たらせています。この実習は国際基準に合わせるべく充実を図っているところです。6年次には海外の協定校との単位互換型臨床実習を推進し、国際的に活躍できる人材の養成を行っています。更に、浜松市郊外の家庭医ネットワーク(ミシガン大学後援)と密接な教育連携を図ることで、地域医療に貢献する医師を養成しています。

【研究】光とイメージング技術を医療に活用する研究

副学長(研究・社会貢献担当) 蓑島 伸生

蓑島 伸生教授

浜松医科大学では光とイメージングを医療に応用する研究が盛んです。それは、浜松が「ものづくり」の気風と伝統を持つ地域であること、世界的な光技術を持つ企業を擁していることと強く関連しています。本学には特徴的な組織としてメディカルフォトニクス研究センターがあり、先端の光技術、イメージング技術を医療に活用する研究を行っています。基礎・臨床の多くの講座も同様の研究方針です。医学部の学生が本学の研究に触れる機会は、授業としては基礎配属が最初ですが、それ以前からも自発的に研究室に所属して研究に参加する学生も多く、一流誌に英語論文を発表する学生もいます。大学院生の研究テーマとしても、光やイメージングの医療応用の分野が数多く見られます。

本学が有している特徴的な研究設備としては、高分解能の質量顕微鏡、PET装置、PETプローブ合成施設、頭部専用PET、動物用PET/SPECT/CT装置、高速ヘリカルCT、高磁場MRI装置、蛍光・化学発光イメージング装置などが挙げられ、企業と開発中のものも含まれます。このように多種類の光・イメージング関連装置を一機関で備えていて研究に活用できる本学は国内でも特異な存在です。また、動物実験施設も整備されており、マーモセット(霊長類)が常時利用できるのも大きな特徴です。これらを用いて、新たな疾患や病態、疾患の背景にある新規の生命現象の発見が日夜進んでおり、光線力学療法等、疾患の治療法に関する研究も盛んです。

探索的臨床研究施設で行われている創薬研究も高い実績をあげています。さらに、産学官共同研究センターでは医師主導による企業との共同研究で、医療機器の開発も行っています。手術ナビゲーション装置等、既に製品化されたもの、製品化直前のものが多数あります。

このような特徴ある本学の研究環境を活用して、医療、医学の発展に貢献していただきたいと思います。

【学生生活】部活と勉強の「文武両道」を目指す

浜松医科大学医学科3年 齊藤 真理子
同3年 山岡 寛人

山岡:僕は水泳部と陸上部に入っています。水泳部はオンシーズンの5月から8月まで、週6回の練習をこなします。
陸上は週3回で、趣味で競技自転車もやっているので、何か「一人トライアスロン」という感じですね(笑)

齊藤:私もバスケットボール部で主将をしていて、ダンスサークルにも入っています。浜松医科大学は部活動が盛んで西医体を総合2連覇しているだけに、ほぼ100%の学生が部活に所属しています。バスケ部は4年の西医体が終わると引退する人が多いですが、山岡君のいる水泳部はほとんどが6年生までやるみたいですね。

山岡:部活と勉強の両立は少し大変です。「文武両道」を目指すためには、しっかりと自分で時間配分をしなければなりません。でも周りを見ると、バランス良くメリハリをつけて勉強してる人が多いですね。 齊藤: 大学に入ってからの1年半は教養の授業が主だったので、実際の医療に触れる機会があまりなくてうずうずしていました(笑)専門の授業が始まるようになって、ああ楽しいなって感じています。

山岡:他の大学にもあるのかもしれませんが、3年後期から始まったPBLの少人数授業は特に新鮮です。チューターが患者さんの症状が書かれた紙を配って、その紙に沿って何の検査をするかどんな疾病なのかをみんなで議論するんです。今までの知識を有機的に結びつけなければならないので分からないことも多く、家に帰ってから「もっと勉強しなきゃ…」と思います。

齊藤:学生の9割くらいは車を持っています。高速に乗れば1時間半くらいで名古屋に行けますし、アウトレットモールで有名な御殿場にも同じくらいで着きます。やっぱり車を持っていると便利ですよ。

山岡:大学の近くには通称グルメ通りという飲食店街があるんですが、飲みに行く時は浜松駅まで行くことが多いですね。少し遠いんですが、そのぶん色んな店があるので、部活の大きな集まりなどは駅の近くでやります。

※医学生の学年は取材時(2013年2月)のものです。

浜松医科大学
浜松医科大学
〒431-3192 静岡県浜松市東区半田山1-20-1
053-435-2111
「医師になる」ということ。 読者アンケートはこちら