郡市区医師会の現場を見てみよう!(2)

横浜市中区医師会

医師として以上に、地域に貢献

横浜市中区医師会会長・向山小児科医院院長 向山 秀樹先生

「横浜市中区医師会の医師たちは、戦後からの長い歴史を通じて、患者さんや地域の人々のためにできる限り手を差し伸べてきました。診療所や病院の先生方が自分たちの医療施設を使用して、無償で患者さんや地域住民のための会合を開き、地域の交流を深めてきた姿は、とても素晴らしいと感じます。人の命を預かる医師という職業になった以上は、医師として地域医療を支えていくのはもちろんのこと、先輩方の足跡を追って様々な形で地域に貢献していく必要があると思っています。これから医師になる若い方々には、その心・その生き方を知ってほしいと思います。」(向山先生)

国際色豊かな地域ならではの取り組み

横浜市中区医師会

横浜市中区は、古くから貿易の町として栄え、みなとみらい・山下公園・中華街など多くの商業地・観光地を有する国際色豊かな地域です。そのため、中区医師会では1947年の創立当初から、英語をはじめとした多くの外国語を日常の診療に使用してきた歴史がありました。現在でも住民の10%以上が外国籍というこの地域では、診療において様々な言語が必要とされます。そのため医師たちは、通訳補助のNPOやボランティア団体、県の国際交流センターを活用したり、自らタガログ語・セブアノ語・マレーシア語などの言語を勉強したりしているそうです。

独自の取り組みとしては、22か国語の小児外来受診用の通訳表を日本で初めて作り、小児科診療所に配布するといった取り組みを行っています。これは、小児によくみられる症状の22か国語それぞれの単語とイラストが対応した表で、指差すことで確実に医師に症状を伝えることができます。

休日急患診療所

医師会員が休日も交代で勤務し、住民の健康を守っています。(写真:横浜市中区医師会)