郡市区医師会の現場を見てみよう!(3)

秩父郡市医師会

研修医が根付く環境をつくる

秩父郡市医師会会長 新井 政幸先生(写真左)
秩父病院院長 花輪 峰夫先生、ちちぶ医療協議会(写真右)

秩父郡市医師会は、埼玉県西部の山間部に位置する秩父市、横瀬町、小鹿野町、皆野町、長瀞町の1市4町の地域医療を担う郡市区医師会です。医療過疎地域ではありませんが、救急医療と産科医療の医師不足は深刻です。医師会はこの地に根付く医師を育てるべく、「ちちぶ医療協議会」として行政と連携しながら、医師確保に力を入れています。

「開業される先生はある程度おられますし、診療所が足りなくて困っているわけではありません。問題なのは、二次救急を受けられる病院の勤務医が少ないこと。医師会としては、コンビニ受診などで救急が回らなくなる状況を防ぐために、二次救急病院に医師会員を一人派遣して、平日夜間の小児一次救急と、休日日中の一次救急を診る仕組みを運用しています。」(新井先生)

「若い医師に地域に根付いてもらうためには、『ここでキャリアを積める』と安心できる土台を築くことが重要だと思います。具体的には、専門医資格が取れる施設基準を満たすことが大切です。

現在、医科大学の研修協力施設として多くの初期研修医を受け入れていますが、今後は後期研修医を受け入れる体制を築いている最中です。一病院としてはまだまだ課題もありますが、開業医の先生方や、同じく二次救急を担う秩父市立病院と連携して、地域全体で患者さんを診る体制は整っているのではないかと思います。そのなかで活躍できる医師を育てる仕組みを作っていきたいですね。」(花輪先生)

学校医の手配

健診の他にも、例えば感染症流行の際の学級閉鎖の判断も学校医の仕事です。

看護学校の運営

地域で働く看護師を育てるため、様々な地域で郡市区医師会が看護学校を運営しています。(写真:秩父看護専門学校)