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CONTENTS

睡眠時無呼吸症候群
(SAS)とは?


●睡眠時無呼吸症候群の
  原因と症状


睡眠時無呼吸症候群の
  予後と後遺症






睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群の症状

(原因)
SASは、上気道がふさがることによって起こりますが、その原因として肥満がいちばんにあげられます。ただし、白人を中心とした欧米のSAS患者の多くは肥満が原因ですが、日本人の場合は、顎が小さいことが原因のSASも少なくないのが特徴的です。肥満はSASの主要な原因ですが、やせている人でもSASになることがあるのです。

肥満体型であごや首に脂肪がついている
扁桃腺が肥大している
舌が大きい
顎が小さい
鼻が曲がっている
舌が気道に落ち込みやすい

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(症状)
睡眠中に呼吸が止まると、空気中の酸素を血液に取り込めないため、身体は酸欠状態となります。一方、脳は呼吸するための筋肉を動かして酸素を取り込ませようとします。これを吸気努力といい、そのたびに目が覚めてしまいます。頻繁にこうした無呼吸・吸気努力が繰り返されると、深い眠りに入れないため良質な睡眠がとれず、その結果日中の眠気などいろいろな症状が現れます。

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SASの症状を睡眠時と覚醒時に分けて見てみると、次のようになります。

【睡眠時】 【覚醒時】
大きないびき 起床時の頭痛
呼吸の停止耐えがたい眠気で居眠りする
何度も目を覚ます記憶力や集中力の低下
頻繁にトイレに行く
(夜間頻尿)
気分が落ち込む
性機能低下
 
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