胃がん検診の検査方法 男性女性共に、50歳以上が検診の対象者です※。※当分の間、胃部X線検査は40歳以上の方を対象にして実施可。

胃がん検診の流れ

胃がん検診の流れ

※1
良性の病変と診断された場合には、主治医の指示に従ってください。
※2
胃部X線検査は年1回実施です。

国の指針(2016年4月1日から適用)では胃がん検診の内容は問診、胃X線検査または胃内視鏡検査が勧められています。市区町村によって胃がん検診の内容が異なるため、ご自身が受診される内容をご確認ください。

検査方法

●胃X線検査

いわゆるレントゲン検査です。
造影剤のバリウムと、胃を膨らませる炭酸ガスを発生させる発泡剤を飲んで検査を受けます。発泡剤を飲むとゲップが出やすくなりますが、胃の粘膜を見やすくするためにゲップを我慢する必要があります。
また、膨らんだ胃の粘膜にバリウムを付着させるために、身体を仰向けやうつ伏せ、左右に回転させるなどの指示が出されます。バリウムは時間と共に粘膜から剥がれ落ちてしまうため、撮影を行いながらバリウムを付着させる事(身体の回転)を繰り返します。レントゲン技師の指示に従い、落ち着いて検査を受けてください。
なお、レントゲンで胃の内部を撮影するため、食事や飲料の摂取制限があります。各受診機関の事前の指示に従ってください。

●胃内視鏡検査

小型のカメラを装着した細い管(直径5mm~10mm程度)を口または鼻から挿入し、食道、胃、十二指腸を直接観察します。粘膜の微細な変化も鮮明に見えることから、凹凸の少ない病変や出血なども確認する事ができます。
内視鏡を挿入する痛みを軽減するための麻酔薬や、胃の動きを抑える薬などを利用することから、薬剤アレルギーや持病がある方は注意が必要です。また、管がのどを通過する際に嘔吐反射が起きることがあり、苦痛を感じる方もいます。苦痛を軽減するために鎮静剤を利用する事もあります。
なお、内部を観察するため、食事や飲料の摂取制限があります。各受診機関の事前の指示に従ってください。