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マダニに咬まれることにより発症する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、最初に中国各地で症例が報告されました。その後2011年に新しいウイルス(SFTSウイルス)が特定され、SFTSウイルスに感染することによって引き起こされる病気だということが分かりました。 潜伏期は6日〜14日です。主な症状としては、原因不明の発熱、食欲低下、嘔吐、下痢などの消化器症状が中心で、時には頭痛、筋肉痛、意識障害などの神経症状、さらには出血症状も引き起こし、重症化すると死に至ることもあります。。


中国では多くの場合、ウイルスを保有しているマダニに咬まれることによって感染していますが、日本で確認された患者さんの例では海外渡航歴はなく、日本国内でウイルスに感染したと考えられています。ただし、感染経路に関しては詳しいことは分かっていません。また、これに対する有効なワクチンもまだありません。 また、マダニはSFTSのほかにもいろいろな病気に関係していることが確認されています。日本紅斑熱、ライム病、Q熱、ダニ媒介性脳炎など多くの感染症がマダニによって媒介されています。
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