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MERSの症状・感染経路は?

MERSの潜伏期間は約2〜14日で、主な症状は発熱、せき、息切れなどです。呼吸困難をともない、ほとんどが肺炎を引き起こします。さらに下痢などの消化器症状をともなうこともあります。

感染しても症状が現れない人や軽症の人もいますが、とくに高齢者や慢性肺疾患、糖尿病、免疫不全などの持病のある人では重症化する傾向があり、重症化すると死に至ることもあります。

MERSに対する予防ワクチンや治療薬はなく、症状を和らげる治療が行われます。

人がどのようにしてMERSに感染するかについて正確にはわかっていませんが、ヒトコブラクダがMERSコロナウイルスの保有動物であるとされており、感染源の1つとして疑われています。

一方、患者の中には動物に接触していない人も多く含まれており、家族間や医療機関などでの密接な接触を通じた感染例も報告されています。

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感染経路は、主にせきやくしゃみなどのしぶきを吸い込むなどしての飛沫感染、または接触感染であると考えられています。

2003年に流行したSARS(サーズ:重症急性呼吸器症候群)の原因となった病原体も同じコロナウイルスの仲間ですが、SARSとMERSは異なる病気です。また感染力はインフルエンザよりも弱いと言われています。