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感染症関連情報

関西空港内で麻しん(はしか)の集団感染について【感染症・食中毒情報 No.3873(2016/9/1)】

2016.9.2

 本日12時現在における感染症・食中毒情報は以下のとおりです。

1.5類感染症発生状況

(1)厚生労働省からの情報提供

麻しん(はしか)の集団感染について

8月17日、関西空港内にある事業所に勤務する20歳代女性が麻しんで入院中との報告が大阪府にあった。その後、泉佐野保健所が当該患者の調査を行い、接触者のうち有症状者について検査を行ったところ、8月31日10時現在で16人の麻しん陽性が判明した。
また、関西エアポート株式会社は、症状を発症した従業員には、接客業務に従事していた者も含まれており、8月17日以降の関西国際空港の利用客に対して、麻しんの症状があらわれた際は、医療機関に連絡の上、その指示に従うよう、ホームページ等を通じて依頼している。

陽性者の内訳 20歳代の男性2人、女性10人、30歳代の男性1人、女性3人

2.食中毒等発生状況

(1)長崎県医師会からの情報提供

食中毒事件の発生について

8月24日午前9時頃、佐世保市保健所から、23日佐世保市の放課後児童クラブの生徒複数名が嘔吐、下痢などの胃腸炎症状を発生したとの情報があり探知した。
患者らは、8月23日午後0時10分頃から佐世保市内の放課後児童クラブで飲食店から納入された弁当を喫食。当該弁当を喫食した79名のうち19名が23日16時頃から21時頃にかけて嘔吐、下痢等を呈し、うち8名が医療機関を受診した。
佐世保市、県央保健所の調査によると、患者らはこの飲食店の弁当を昼食として喫食しており、患者及び当該弁当から黄色ブドウ球菌を検出したこと、発症までの時間と症状が黄色ブドウ球菌食中毒の特徴と一致することなどの疫学調査結果から、県央保健所は当該飲食店を原因施設とする食中毒と断定し、行政処分を行った。

原因施設 東彼杵郡内の飲食店
原因食品 8月23日に提供された弁当
病因物質 黄色ブドウ球菌
処分内容 営業停止2日間(8月29~30日)
    当該施設は25日から営業を自粛

症 状 嘔吐、下痢、腹痛等
発病日 初発:8月23日16時頃
    終発:8月23日21時頃

摂食者数 79名
有症者数 19名(8月29日現在)
    うち病院受診者数8名
    有症者に入院患者はなく全員回復している