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感染症関連情報

北海道で感染性胃腸炎患者、奈良県で食中毒発生【感染症・食中毒情報 No.3900(2016/11/25)】

2016.11.25

 本日12時現在における感染症・食中毒情報は以下のとおりです。

1.5類感染症発生状況

(1)北海道医師会からの情報提供

 感染性胃腸炎患者等の発生について

1)旭川市保健所管内

11月18日に、旭川市内の保育園から、複数の乳幼児等がおう吐、下痢等の症状を呈している旨、旭川市保健所に通報があった。

旭川市内の保育園の乳幼児等29名が、11月16日から18日にかけて、おう吐、下痢等の症状を呈し、一部が医療機関を受診した。

経過
11月16日~18日 おう吐、下痢等の有症者発生
18日 保育園から保健所に通報
11月20日~21日 保健所において有症者のうち4名の便を検査した結果、全員からノロウイルスを確認
21日現在、症状は回復又は快方に向かっている
感染経路 確認中

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2)旭川市保健所管内

11月18日に、旭川市内の幼稚園から、複数の幼児がおう吐、下痢等の症状を呈している旨、旭川市保健所に通報があった。

旭川市内の幼稚園の幼児17名が、11月7日から18日にかけて、おう吐、下痢等の症状を呈し、一部が医療機関を受診した。

18日 幼稚園から保健所に通報
11月18日~20日 保健所において有症者のうち7名の便を検査した結果、全員からノロウイルスを確認
21日現在、症状は回復又は快方に向かっている
感染経路 確認中

2.食中毒等発生状況

(1)奈良県医師会からの情報提供

 食中毒の発生について

11月17日午前11時40分頃、仕出し弁当を喫食した者から「奈良市内の飲食店から配達のあった弁当を5名で喫食したところ、全ての者に体調不良があった。」旨の通報があった。

奈良市等が調査した結果、通報者ら5名は、11月12日の昼食として、当該飲食店が調製し、配達のあった弁当を喫食し、そのうち5名全ての者が13日午前7時を初発として、吐き気、下痢、発熱、おう吐等の症状を呈していることが判明した。

患者の発症前に共通する食事は、当該飲食店が調製した弁当以外になく、発症状況が類似していること、患者及び調理従事者のふん便からノロウイルス(GⅡ)を検出したこと、患者を診察した医師から食中毒の届出がされたことから、奈良市保健所は、当該飲食店を原因とする食中毒事件と断定し、11月24日から25日まで2日間の営業停止を命じた。

患者は全員快方に向かっている。

なお、患者調査及び施設調査については、現在も継続中。

発症日時 11月13日午前7時~午後11時
症状 吐き気、下痢、発熱、おう吐等
有症者数 5名(内訳)男性:3名(34~45歳)、女性:2名(26~29歳)
受診者数 5名(入院者0名)
原因食品 11月12日に提供した弁当
病因物質 ノロウイルス(GⅡ)
原因施設 奈良市内飲食店営業(仕出し屋)
措置 行政処分 11月24日から25日まで2日間の営業停止