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感染症関連情報

奈良県でアニサキスによる食中毒発生【感染症・食中毒情報 No.3818(2017/1/17)】

2017.1.17

 本日12時現在における感染症・食中毒情報は以下のとおりです。

1.5類感染症発生状況

(1)栃木県医師会からの情報提供

感染性胃腸炎の集団発生について

(概 要)
・感染症名:感染性胃腸炎(5類感染症)【原因病原体:ノロウイルス】
・集団発生の時期:1月10日(初発)
・集団発生の場所:県南健康福祉センター管内の保育所

〈経過〉
1月13日、県南健康福祉センター管内の保育所において複数の園児及び職員が、おう吐、下痢の症状を呈しているとの連絡があり、同センターで調査及び指導を進めてきたところ、16日に保健環境センターにて5名の検体(便)の検査を実施した結果、4名の検体からノロウイルスが検出された。
・発症の状況:1月10日~16日 計31名(園児29名、職員2名)
・なお、重症者及び入院している者はなく、全員快方に向かっている。

2.食中毒等発生状況

(1)奈良県医師会からの情報提供

食中毒の発生について

1月13日午後0時10分ごろに、橿原市内のスーパーマーケット店長より「店舗利用者からアニサキス様の食中毒を呈した旨の申し出があった」旨の連絡が中和保健所にあった。
同保健所が調査したところ、有症者は1月8日に同店舗で食品を購入、同日夕食として喫食したところ、激しい胃痛を訴え、医療機関を受診していることが判明した。
調査の結果、医療機関において有症者の胃からアニサキスが摘出されたこと、症状がアニサキスによるものと一致すること、当該店舗で購入した食品以外にアニサキスが寄生していると考えられる食品は喫食していないこと、有症者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、同保健所は当該施設が販売した食品を原因とする食中毒と断定し、1日間(1月15日)の営業停止を命じた。なお、有症者はすでに回復している。

発生日時 1月8日 午後8時
有症者 1名 男性 59歳
主症状 むかつき、胃痛、腹痛
原因施設 橿原市内の販売店
病因物質 アニサキス
措置等 1日間(1月15日)の営業停止(魚介類販売業部門のみ)
    なお、1月14日は営業を自粛している。

3.感染症発生動向調査週報

(1)IDWR 2016年第51号(2016年12月19日~12月25日)
発生動向総覧<第51週コメント>12月28日集計分

(2)IDWR 2016年第52号(2016年12月26日~2017年1月1日)
発生動向総覧<第52週コメント>1月6日集計分
*週報の詳細は「国立感染症研究所 感染症情報センター」PDFをご覧下さい。