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感染症関連情報

富山県、和歌山県で腸管出血性大腸菌感染症発生【感染症・食中毒情報 No.3946(2017/3/31)】

2017.3.31

 本日12時現在における感染症・食中毒情報は以下のとおりです。

1.3類感染症発生状況

(1)富山県医師会からの情報提供

腸管出血性大腸菌(O26)感染症患者の発生について

患者 砺波厚生センター管内 男性 10歳代

経緯
3月22日 腹痛、下痢
25日 症状続き医療機関受診、検便実施
29日 腸管出血性大腸菌O26(VT1)検出
    腸管出血性大腸菌感染症と診断
症状 現在回復している

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(2)和歌山県医師会からの情報提供

腸管出血性大腸菌感染症発生報告について

病名 腸管出血性大腸菌感染症(O157)
患者 有田市内 女性 70歳代
発病 3月28日
初診 3月24日(接触者便検査日)
診断 3月29日
診断方法 検便O157検出 ベロ毒素+
症状等 腹痛、水様性下痢
現在、患者は回復している

2.5類感染症発生状況

(1)北海道医師会からの情報提供

感染性胃腸炎患者等の発生について

岩見沢保健所管内の医療機関の入院患者7名及び職員3名が、3月18日から23日にかけて、おう吐、下痢、発熱などの症状を呈した。

経過
3月18日~23日 おう吐、下痢、発熱の有症者発生
23日 医療機関から保健所に通報
19日~23日 医療機関において有症者9名の便を検査した結果、3名からノロウイルスを確認
3月27日現在、症状は回復している。
感染経路 現在調査中

3.食中毒等発生状況

(1)滋賀県医師会からの情報提供

食中毒事件速報について

3月16日15時頃、給食弁当調製施設から「弁当を提供した2事業所から下痢、嘔吐等の体調不良を訴えている者がいるとの連絡を受けた。」旨の連絡が草津保健所にあった。
同保健所が調査したところ、発症者は、3月15日昼に、守山市内の給食弁当調製施設が調製したカレーを喫食していることが判明した。
この施設で調製されたカレーの提供先を調査したところ、通報のあった事業所を含め4か所で77名が同様の症状を呈していることが判明した。
これら発症者に共通する食事はこの施設で調製されたカレーのみであること、症状が類似していること、患者便からウエルシュ菌が検出されたこと、また21日発症者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、草津保健所は、守山市内の弁当調製施設を原因施設とする食中毒と断定した。

発 生 3月15日14時(初発)~16日16時(終発)
発症者 77名
症 状 腹痛、下痢
現在の病状 全員快方に向かっている
原因食品 カレー
病因物質 ウエルシュ菌
原因施設 守山市内の飲食店営業
措 置 3月22日から28日まで営業停止処分
検査材料 微生物検査55検体(糞便35検体、ふきとり10検体、食品10検体)

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(2)北海道医師会からの情報提供

帯広保健所管内における食中毒の発生について

3月22日夜に、上川郡清水町内の飲食店を利用した1団体20名中12名が、23日午後6時頃から吐き気、下痢等の症状を呈し、うち11名が同町内等の医療機関を受診した。

帯広保健所の調査の結果、有症者及び調理従事者の便からノロウイルスが検出されたこと、有症者の共通食は当該飲食店の食事であることなどから、同保健所は、28日、同店が提供した食事を原因とするノロウイルスによる食中毒と断定した。
発生日時(初発)3月23日午後6時頃
有症者数 12名(通院者11名、入院者0名)
有症者は、概ね快方に向かっている。
症状 吐き気、下痢、発熱等
病因物質 ノロウイルス
道立衛生研究所等において、有症者7名及び調理従事者3名の便を検査した 
結果、有症者7名及び調理従事者1名から同じ遺伝子型のノロウイルスが検出された。
原因食品 当該施設で3月22日に提供された食事
措置 3月28日から31日までの4日間、当該施設の営業停止
当該施設は、27日から営業を自粛している。