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<優秀賞>
「びょういんですごした夏休み」
関根 理紗子(8) 埼玉県久喜市・小学2年生

 今、わたしは、まつばづえで学校にかよっています。クラスのお友だちが、かいだんをのぼる時、かた方のまつばづえをもってくれたり、いっしょにトイレに行ってくれます。先生に出すものをわたしてくれたり、きゅう食もはこんでくれたり、かたづけてくれます。

 さいしょは、上級生にじろじろ見られたり、他のクラスの子にいろいろ聞かれるのが、いやだったけれど、クラスの子は、だれも聞かなかったし、やさしくしてくれたので、なれることができたのだと思います。

 7月7日から50日間、わたしは、右足かんせつこつずいいけいせいしょうの手じゅつのために入いんしました。わたしと同じようなびょう気をなおしたことのある先生たちがいる子どもいりょうセンターは、家から電車で2時間40分もかかるところでした。でも、びょういんの人たちは、「とおいのにたいへんだね」と言ってくれて、とても親切にしてくれました。めん会時間は、2時から7時まででした。家の人が帰ってしまう時間になると、ないてしまう子がたくさんいました。小さい子のお母さんたちに「よろしくね」とたのまれることもあったので、はみがきをいっしょにしてあげたり、ねるまであそんであげたりしました。でも、わたしも同室の子がたいいんしてしまって、一人になってしまった時は、さみしくてないてしまいました。そんな時かんごしさんが、「ほかのお友だちのへやにねるまで行っていいよ」といってくれたので、あん心できました。

 車いすにのれるようになってからは、し体ふ自由じしせつというびょうとうにうつりました。そこには、車いすの子がたくさんいて、2年生の子3人と同じへやになることができました。マンガ本をかし合ったり、シールの交かんをしたりしました。夏まつり、たこやき作り、スイカわりなどのぎょうじもあって楽しかったです。しせつのとなりにはいん内学校もありました。リハビリのあと、学校でべん教する時間があり、わたしはそこの生とではなかったけれど、プリントをもらったり、いっしょにべん教させてもらうことができました。図書室もあったし、前のびょうとうでは、週1回お話会があり、本をかりることもできました。だんだんお友だちもできたし、あきることもありませんでしたが、めん会時間は、とてもまちどおしかったです。

 それからわたしは、おいしゃさんは大へんなしごとだと思いました。わたしの手じゅつは、6時間ぐらいだったけれど、10時間もかかる子もいました。その間はずっと立ったままでごはんも食べられないそうです。わたしは、工じでつかうようなきかいで「グアーン、グアーン」とギブスカットしてもらうのがとてもこわかったけれど、がまんしていました。でも、先生はすぐにわかってくれて「理さちゃんは、この音がきらいみたいね」と言って、夜になってしまったのに、はさみでていねいにカットしてくれました。とてもうれしかったです。

 今年は大すきな海にもプールにも行けなかったけれど、びょういんですごした夏休みは、わたしにも、手じゅつした右足にも、きっとわすれられない思い出になると思います。

 わたしは足がなおったら、車いすの人がさかをのぼろうとしていたらおしてあげようと思います。車いすでさかをのぼるのは、大へんだったからです。学校では、もうすぐじきゅう走大会があります。クラスのお友だちに、わたしのぶんまでがんばってもらいたいです。


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