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小学生の部
<優秀賞>

「病気になってわかったこと」
山中亜弥奈(10)茨城県筑西市・小学四年生


 わたしは、去年の七月に、とつ然ほねの病気になりました。

 病名は「ペルテス病」と言います。

 この病気は、ほねに血がいかなくて、ほねが死んでしまう病気です。でも、子供なら、二〜三年でほねがさい成するのでなおります。

 病院で、「ペルテス病ですね。入院して下さい」と言われたときは、すごいショックを受けました。せっかく夏休みになったのに、ずっと入院なんてやだよ。みんなに会えなくなっちゃうよと思いました。でも、病気になって分かった事や、ふ通の人にこうしてほしいと思った事があります。

 一つ目は、体が不自由な人でも、一生けん命、前向きに生きていて、すごいと思いました。

 二つ目は、車いすの生活のことです。

 車いすに初めて乗ったときは、どこをどうやって、どうするのか全然わからなかったけれど、乗ってるうちになれてきて、上手にこげるようになりました。病院の中で、車いすの人とすれちがうときには、うまくすれちがえませんでした。それに、だんさや、じゃり道などは、車いすでは通れません。車いすでは、自由に動けないし、足が使えないので、走れません。車いす生活の中で、まわりの人たちのやさしさや、心のあたたかさを覚えました。

 三つ目は、しょうがい者に、やさしく、親切にしてほしいことです。

 からかったり、へんな目で見たり、しないでほしいです。

 しょうがい者の人たちだって、がんばって前向きに、生きているのに、からかわれたり、へんな目で見たりされたら、だれだって、きずつきます。はっきりいって、生きる自信をなくしてしまいます。もしも、みんなが、しょうがい者で、がんばって生きているのに、からかわれたり、へんな目で見られたら、きずつくし、生きる自信がなくなりませんか。

 わたしだったら、きずついて、生きる自信がなくなってしまいます。

 だからみんなには、そういう事をしている人がいたら、みんなが注意してあげて下さい。

 四つ目は、かんごしさんや、入院している子などがやさしくしてくれたことです。

 わたしが、ベッドの下に物を落として、とれないときに、入院している、Mちゃんという小学五年生の女の子がとってくれました。

 Mちゃんも、足の病気なのに、わたしがこまっていたから、ベッドの下にもぐってまで、物をとってくれて、とってもやさしくしてくれました。手じゅつをしたあと、おなかから、足首までギプスをしていて、車いすがこげないときは、Mちゃんがおしたりしてくれたので助かりました。Mちゃんには、本当に感しゃしています。

 同じ病室にいる、高こう三年生のK子ちゃんは、わたしの相談にのってくれました。

 だから、かなしいことやくるしい事でものりこえてこれたし、がんばってこられたんだなぁと思います。

 最初は、病気になった事がすごくいやで、どうしていいのかわからなかったけれど、今は病気になった事が、私にとって、すごくいいけい験になったし、勉強になりました。

 ふ通じゃ分からない事が、分かった事。

 私は、しょう来、かんごしか、じゅういさんや、ふくしなどの道に進みたいと思います。

 なぜなら、私を最後まで見ていた人に感しゃしてるし、他の人を助けてあげたいと思うからです。

 この病気になり、入院生活、手じゅつなどつらい事がたくさんあったけれど、今、私はこう思います。

 見えない物、分からなかった事を教えてくれた「ペルテス病」にありがとう。


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