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小学生の部
<佳 作>
「せんせいだいすき」
佐取 愛(7歳)栃木県佐野市・小学1年


「だいじょうぶだよ」

 とせんせいがいうとあんしんします。なんでかというと、せんせいがいうとほんとうにだいじょうぶなんだなあと、わかるからです。

 わたしは、千二十五グラムでうまれました。うまれてすぐせんせいのところにつれていかれたので、おかあさんがわたしをみるまでにすごくじかんがかかったそうです。そのひからずっと、わたしはせんせいにみてもらっています。たいいんしてからも、ときどきちゅうしゃをしたりレントゲンをとったりしていっぱいなきました。でもせんせいのへやにはいるとすぐに、なきやんだそうです。

「にゅういんしているあいだ、まいにちせんせいのこえをきいていたでしょう。だからせんせいがはなすこえがわかるのかな、とおもったのよ」
 とおかあさんがいっていました。

 ちゅうしゃをするとき、せんせいはさすところをなんかいもたしかめます。だから、せんせいがちゅうしゃをしてもぜんぜんいたくありません。でもせんせいはいつも、

「いたくない?」

 といってくれます。ちゅうしゃのはりをみるとどきどきするけれど、せんせいがやるといたくないとしっているから、こわくありません。

 びょういんにくときは、せんせいにはなしたいことをいっぱいかんがえてからいきます。でも、きんちょうしてはなせないこともあります。そういうときもせんせいは、

「なあに」

 といって、わたしがはなすまでまっていてくれます。すごくうれしいです。だから、だんだんはなせるようになりました。

 もうすぐせんせいが、とおくのびょういんではたらくことになったことをおかあさんからききました。わたしはとてもかなしいです。そのことをかんがえると、なみだがいっぱいでます。わたしは、

「どうしてせんせいは、こどものおいしゃさんになったの」

ときいたら

「こどもがすきだから、こどものおいしゃさんになったんだよ」

といっていました。だから、いつもやさしいのかな。せんせいが

「またそのうちあえるよ」

といっていたので、そのひまでかなしいけれどがまんして、おべんきょうもがんばろうとおもいます。でも、たまにはせんせいに

「だいじょうぶだよ」

といってほしいです。

 わたしもせんせいみたいなおいしゃさんになりたいな。せんせいみたいなやさしいおいしゃさんになれたら、

「だいじょうぶだよ」

 といってみんなをあんしんさせてあげられる、おいしゃさんになりたいです。


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