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小学生の部
<佳作>
「病気に負けない私」
高橋 風花(11歳)東京都足立区・小学5年


 私は斜視という病気です。

 小学校に入る前に手術をしました。

 お茶の水の井上眼科です。

 その時お世話になった先生や、かんごしさんがとてもよくしてくれました。

 私の目を一生けん命なおしてくれました。

 「どこ見てんの」「にらんでる」「目つき悪い」

 クラスの男の子にからかわれて、いやな事を言われて、私はとてもきずついて、かなしくなり、くもり空のような感じになりました。集合写真などとる時など、「カメラを見て!!」 ちゃんと見ているのに、ちがう方向を見ていると言われたり、そして、「人と目を合わすのがいやだ」「目を見て話すのがこわい」と思い、ついついうつむきかげんになってしまいました。

 黒板の字が二重に見えたり、授業のノートの字がゆれて見えたりします。

 お母さんが担任の先生に、治療の内容を話していてくれたので、先生は、いつも一番前の席にしてくれます。

 片方の目は、視線が正しく目標とする方向に向いているが、もう片方の目は、内側や、外側や上や下を向いています。

 おじいちゃんは、メガネを買うお金をくれました。

 おばあちゃんは、旅行にいくと、「風花の目がよくなりますように」と神社にお祈りして、お守りを買ってきてくれます。

 斜視やメガネをバカにされたり、自分が好きでなった病気ではないのに、自分では、どうにもできない体のことだし、努力して治せる事ではないので、本当に、つらいです。

 また、大好きな一輪車をする時とても困ります。

 しょうがい物がない広い場所でやったり、見えるはんいがみんなより、せまいため、時々転んだりします。

 とてもくやしいです。

 今度一輪車のパレードがあり、その時みんなと同じようにうまく乗れるかどうか、とても心配です。

 でも私は、あきらめません。

 努力してガンバります。

 世の中には、生まれつき目の見えない人や、耳の聞こえない人や、また、車イスに乗っていて、歩けない人とか、もっともっと重い病気の人がいます。

 もし、困っている人がいれば、「私になにができるのだろう」と考え、助けてあげて、やさしくしてあげたいです。

 そして、自分が言われていやだと思った事はお友達には、言わないように、したいと思います。

 私は一生けん命明るく、前向きに、生きようとしても、なぜか、心ない言葉が、じゃましてしまいます。

 でも、負けたくありません。

 今日より明日、明日よりあさって、一歩ずつ保育士という、夢に向かって進んで行きます。私の目の事を心配してくれた、おじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、妹へ、みんなに、かんしゃします。


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