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つむじの話

メインイラスト つむじは、人間の場合、髪の毛の流れの分岐点にあたるだけですから、そんなに重要な意味合いはないはずなのに、なぜかちょっと気になる場所です。

人によっては、二つあったり、耳のすぐ後ろにあったりと十人十色ですが、多くの人は後頭部にあるようです。そのため普段の生活で、目や鼻ほどには意識されることはないところでもあります。鏡の前に立っても見ようとしなければ見えるものではありません。
しかし、昔からつむじについての言い伝えは様々存在し、地方によっても違いがあるようです。自分では見えないけれど他人からは見られている。なんだか気になるから「迷信」も増えてしまったということでしょうか。

たとえば、周りと違っていて「ユニーク」な人のことを、「つむじ曲がりのへそ曲がり」と言うことがあります。へそがお腹の真ん中にあるのと同様、つむじは普通頭のまん中にあるものと捉えられていて、それが曲がっている、すなわち「変わっている」と捉えたからかもしれませんが、医学的には何の根拠もありません。

しかし、動物にもつむじがあり、それが意外に重要な役割を果たすのを御存じでしょうか。
たとえば馬の場合は個体を外見で識別するために、毛の色、模様、そしてつむじを特徴にしています。馬のつむじは総称して「旋毛(せんもう)」と呼ばれますが、場所によって更に個々の名称があります。目の上のつむじは「珠目(しゅもく)」、前足なら「初地(しょち)」、おしりのあたりなら「後双門(うしろそうもん)」という具合です。
サブイラストちなみに、珠目のある馬は、「気性が荒い」とか「とても賢い」とか、馬関係者の中では諸説伝えられているようです。

人間も、つむじで性格占いができるのかもしれません。しかし、そんなものがあったとしても他人のつむじを覗き込むのはちょっと……。


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