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土踏まずの話

メインイラスト名前のとおり、足の裏の一部で土につかない、つまり土を踏まない部分のことで、広辞苑には「足の裏のくぼんだところ」とあります。

二足歩行の人間にとって、このわずかなくぼみがとても大切な役割をしています。足の裏にアーチを作ることで、歩いたり走ったりするときに地面から受ける衝撃をやわらげ、クッションのような役目を果たしているのです。ですから土踏まずのない、いわゆる扁平足の人は、クッションがないので足を傷めやすいことになります。

面白いことに、土踏まずは人間だけにしかありません。他の動物にはないのです(その代わり“肉球”という別のクッションを持っている動物もいますが)。しかし、人間でも赤ちゃんのときにはなく、成長する過程で作られていくものなのです。
この大切な「足の裏のアーチ」は、赤ちゃんが立ち上がって歩きはじめ、骨格がしっかりとつくられるまで、つまり幼少期に主に形成されます。この時期にどのように生活し、しっかりとしたアーチを作ることができたかが大切になってくるのです。

一般的に土踏まずを作るためには、裸足での生活や、足の裏の筋肉をつけるために草履を履く、などの方法があるようです。実際に、年中裸足で保育をしている幼稚園や保育園では、扁平足の子どもの割合が低い傾向にあるとも言われています。

足は姿勢の基本です。土踏まずがないと、疲れやすい、腰痛になりやすいなど、「たかが小さなくぼみ」とばかにできないくらい、いろいろと体への影響が出てくることもあるようです。
一度ご自分の足裏をよくよくながめてみてください。ちゃんと土踏まずはありますか? もしなくても、「大人になってしまったから、もう無理だ……」とおっしゃるなかれ。つま先立ちをするだけでも、扁平足はだいぶ改善されるそうですから。


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