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韓国の誕生日定番メニュー:わかめスープ

メインイラスト 韓国では誕生日の朝に、わかめスープを出す習慣があります。ただし、わかめスープといっても、日本で焼き肉定食やビビンバに添えられるスープとは少し異なり、わかめの「煮びたし」と言っても語弊がないほどに、わかめがふんだんに入っていて、ごま油の香りに食欲をそそられます。

さて、このわかめスープ、韓国の家庭の食卓ではしばしば登場するメニューですが、特に、妊産婦の食卓には毎日欠かさないそうです。出産直後に食するわかめスープを作るときは、動物性の材料を使わない精進のだし汁を使いますが、普段は牛肉のだし汁を使うことが多いようです。
骨づくりに不可欠なカルシウムやリンをはじめ、鉄分、ナトリウムなどが豊富に含まれる海草を、消化のよいスープに仕立ててたっぷり摂ることは、日々の健康づくりはもちろん、元気な子どもを産み育てるための知恵と言えるでしょう。そして、誕生日ごとにわかめスープをいただくことは、母親と生命への感謝を象徴しているのかもしれません。

日本ではひと昔ほど前までは、韓国料理といえばキムチと焼き肉だけと思われがちでしたが、近年、その料理の奥深さへの興味が高まってきています。食べることが健康づくりの基本であるという考えをベースとし、材料や色のバランスに配慮した韓国の食文化には、学ぶべきものがたくさん秘められています。
私たちにも身近な食材、わかめをたっぷり使ったスープなら、日々の食卓に手軽に取り入れられそうです。最近では韓国料理の本がたくさん出版されていて、レシピもいろいろ紹介されています。いくつか試して、「我が家のわかめスープ」の味を極めてみるのもよいかもしれませんね。


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