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キューバの豆ご飯:アロス・コングリ

メインイラスト キューバは、南北アメリカの中間、メキシコ湾とカリブ海を分けるように位置する常夏の島国です。東西に細長く広がる本島と1600もの小島からなり、マンボやルンバを生み出した音楽の国としても世界中に広く知られています。街のあちこちで老若男女がリズムにのって歌ったり、踊ったり……。陽気で、表現豊かな人々が日々の苦楽を折り込みながら、その文化を育んでいます。

そんなキューバの主食は米。中でもよく食卓にのぼるのが“アロス・コングリ”という、豆の炊き込みご飯です。米と小豆に似たブラックビーンズを、豆の茹で汁で炊きあげます。味付けは塩とこしょうで調える程度で、細切れの豚肉やたまねぎ、ピーマンなどを加えて炊き込むこともあります。
米と豆のやわらかな香りと素朴な味わいは、日本人の舌にも抵抗なく親しめる一品です。

キューバは大家族が多く、アロス・コングリも大きな圧力鍋でたっぷり炊いて大皿に盛り、テーブルで各自がお皿に取り分けます。おかずは、ワインビネガーでマリネしてから焼いた豚肉、二度揚げした青いバナナ、にんにくで香りづけしたユカという芋など。夏ならトマトのサラダ、冬なら玉葱のサラダも添えられます。おかずの味付けも塩とこしょうが基本で、にんにくやオレガノで香り付けすることはあっても、一般的にはピリ辛の味付けは好まれないようです。
アロス・コングリとともに、おかずやサラダも取り分けたら、わいわいがやがや、にぎやかな食事の始まりです。

日本でも米食が見直され、豆類や芋類も積極的に摂ることがすすめられています。ときには豆を入れた炊き込みご飯を作って、キューバ風に大皿に盛りつけてみてはいかがですか。豚肉のローストやサラダを添えたらできあがり。食卓では、にぎやかおしゃべりのスパイスを忘れずに! 


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