Home大人流・食を楽しむお食事拝見・あの国この国>アルゼンチン風ミートパイ:エンパナーダ

大人流・食を楽しむインデックス
食の四方山話
旬の食材
お食事拝見・あの国この国
大人流・食を楽しむ〜お食事拝見・あの国この国

アルゼンチン風ミートパイ:エンパナーダ

メインイラスト アルゼンチンは、南アメリカ大陸ではブラジルについで2番目に大きい国。日本からは距離的には最も遠い国ですが、サッカーやアルゼンチンタンゴなどを通じて、親しみを感じている人は多いのではないでしょうか。

アルゼンチンには、ヨーロッパ諸国、特にスペインやイタリアから移り住んできた人たちを祖先とする人が多く、食卓もやはりその流れを汲んでいます。これからご紹介する「エンパナーダ」はスペインにルーツのある一品で、イタリアからもたらされたパスタやピザなどと共に、アルゼンチンの日常食になっています。

「エンパナーダ」は、スペイン語で「パンの中」という意味。小麦粉とラード(または植物油)と水をこねた生地に、具を包み込んで油で揚げたり、オーブンで焼いたりしたものです。
街角の店や屋台でも売っていますし、家庭でも気軽に作られています。軽食として、あるいはおつまみやオードブルとしてしばしば食卓に並べられ、おとなもこどもも大好きな庶民の味です。

家庭では手作りの生地か、スーパーなどで市販されている生地で作ります。5ミリほどの厚さ、15センチほどの円形に型抜きし、餃子のように具を載せて包み、縁をひねって口を閉じます。
具は、地域や家庭によっていろいろですが、基本は牛挽肉と玉葱。牛肉は、肉屋で「エンパナーダ用に」と頼むと、ほどよい粗挽きにしてくれます。玉葱もあまり細かくせず、粗みじん切りにするのがアルゼンチン風です。
玉葱をじっくり炒め、牛肉を加えてさらに炒め、塩で味付けします。肉汁を落ち着かせるために一晩寝かせるのが美味しく作るコツ。ゆで卵やオリーブのみじん切り、チーズを加えることもあり、北部ではジャガイモ、南部ではレーズンも入れます。好みで、クミンやパプリカなどの香料で味を引き締しめます。

ミートパイ、餃子、ピロシキ、サモサなどと同様に、できたての熱々が一番の食べどき。香ばしい皮と、かぶりつくと出てくる肉汁のおいしさに、またもうひとつと、つい手が伸びてしまうのです。


▲大人流・食を楽しむくらしの小径ホーム