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食物繊維で天下統一?

メインイラスト 戦国時代を生き抜き、江戸幕府を開いた徳川家康は、その抜きんでたリーダシップはもちろんのこと、人一倍健康に気を配っていたことも語り伝えられています。家康の没した75歳という年齢は、その時代としては驚異的な長寿でした。

当時、大名の主食は白米でしたが、家康は若い頃から健康に配慮し、麦飯を常食していたようです。家来が気を利かせたつもりで白米を出すと、「考えもなしに麦飯を食べているのではない」と怒ったと伝えられています。
また、家康は麦飯といっしょに具だくさんの味噌汁を食べていたそうです。麦飯には食物繊維をはじめ、カルシウム、鉄分、ビタミンB1なども多く含まれています。それに加えて、味噌汁として野菜や豆などの栄養をバランスよくたっぷり摂っていたのでしょう。家康流の食事はとてもシンプルに見えますが、栄養的には贅沢に整った食事だと言えるでしょう。

食物繊維が健康維持に大きな役割を果たすものとして注目されるようになったのは1960年以降。食物繊維の摂取量が多い地域で、便秘など腸のトラブルが少ないという調査結果が報告されてからのことでした。それまでは消化吸収されずに排泄されるだけの「食べ物のカス」としか考えられていなかった食物繊維が、健全な排便や有害物質の排出に欠かせないものとして高く評価されるようになったのです。

食生活の西洋化・ファストフード化の進む現代の日本では、食物繊維が不足しがちだと言われています。1日の摂取量の目安は大人で20〜25g。穀類、野菜、芋類、豆類などの食物繊維を豊富に含む食材をじょうずに取り入れ、食事から自然に摂ることをお薦めします。
ただし、食物繊維ばかりに神経質にならずに、その他の栄養素も考慮したバランスのよい食事を心がけたいものです。

食物繊維を豊富に含む食材
食物繊維を豊富に含む食材

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