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秋の夜を楽しむ

メインイラスト 日差しがかげると、ひんやりと感じる風がそよぎ、ふと物悲しくなる……。四季に恵まれ自然を愛でる日本人にとって、秋はまた格別の季節です。いつもとは少し趣きを変えて、秋の夜長を風流に過ごしてみませんか。

この時期は、昔から「花といえば春、月といえば秋」といわれるほどに、高く澄んだ夜空に月が美しく輝きます。とくに9月の中旬、もっとも月が輝く中秋の名月いわゆる「十五夜」には、月を鑑賞するとともに秋の収穫に感謝する風習があります。すすきや秋の草花を飾り、団子や里芋など農作物をお供えします。また、十五夜から一ヶ月の後は「十三夜」と呼ばれる日があり、本来は「十五夜」を行ったら「十三夜」も必ずすることを慣わしとした、「片月見はいけない」という伝承もあるようです。

月を眺めていると、天体のロマンを感じ、自然への感謝の気持ちが生まれてきます。月のきれいな夜には、部屋の明かりを消し、ちょっと暖かい飲み物でも片手に月を見つめるひとときをつくってみましょう。平安時代の貴族が月を眺めて舟遊びに興じた、そんな雅な気分を味わいたいものですね。

イラスト月見を楽しむ頃、あちこちからかすかに虫の音が聞こえ始めます。月見が目で楽しむ秋であるならば、虫の音は耳で楽しむ秋とでも申しましょうか。夏に盛んに聞かれたセミの騒がしい声とは違い、スズムシ、マツムシ、コオロギ……の声は気持ちを静めてくれるような音色です。この音色に思わず子ども時代を懐かしむ方も多いのではないでしょうか。
秋の夜道を歩いていると、小さな草むらや植え込みの陰から、虫の音が聞こえてくるかもしれません。そんなときは足を止めて少し耳をそばだて、小さな秋を味わってみるのもいいものです。

しみじみと心打つ秋の夜、身近な秋の自然が心身をやさしくじんわりと癒してくれるでしょう。


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