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野の草花を楽しむ

メインイラスト庭の片隅や空き地などに自然に生えてくる草花は、十把一絡げに“雑草”と呼ばれます。人の都合にかまわず勝手に生えてくるので邪魔者扱いにされ、引き抜かれたり刈り取られたりすることが少なくありませんが、ひとつひとつ注意して見てみれば、姿形の美しいものもたくさんあります。図鑑で名前を調べ、虫眼鏡でじっくりと眺めるうちに、不思議と愛着が湧いてくるものです。

春先に気温がゆるんでくると現れるオオイヌノフグリ。“犬の陰嚢”を意味する名は、実の形状からつけられたと言われます。しかし、空色の小さな花を無数に咲き広げる様子は、「犬ふぐり星のまたたく如くなり」(高浜虚子)と詠まれたほど可憐で、名前とはイメージがずいぶん異なります。

細長い楕円形の葉が対称にすらりと並ぶマメ科の草、カラスノエンドウの花はピンク色です。虫眼鏡で見てみると、まるでスイトピーのようにかわいらしい。その後、小さなエンドウのようなサヤができ、やがて熟すと真っ黒になって(それが名前の由来)、タネがパチンとはじけ飛びます。日々観察していると、生命の精緻な仕組みにわくわくしてきます。

野の草花は、手をかけられなくても自然と繁殖します。育ちやすい場所や環境を探し求め、発芽の時期を待ち、他の植物に邪魔されたり昆虫や動物に傷つけられたり食べられたりしながらも、たくましく成長していくのです。そうした草花を観ていると、時に、生命のあり方や時の流れ方が少し違って感じられるようになるかもしれません。休日のひととき、庭の片隅や近所の空き地でちょっぴり野草の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。観察を通じて、そしてさらに名前や由来を知ることにより、ただの“雑草”だらけだと思っていた場所が、きっと輝いて見えてくることでしょう。

春の野の花を見てみましょう

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