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炭の魅力 〜自然のフィルターを活用する〜

メインイラスト 炭火で焼いた焼き鳥やバーベーキューの味は格別なものです。外側はパリッと、内側はふっくらとした焼き上がりは、炭から発せられる遠赤外線の働きによるそうです。
このように調理に使うと素材のうまみを十二分に引き出してくれる炭ですが、最近は、消臭、浄化、湿度調節などの作用で注目されることが多くなってきました。下駄箱や冷蔵庫の脱臭、飲み水の浄化など、家庭での炭利用も広まっているようです。

木炭や竹炭には、目に見えないごく微細な孔(あな)が無数にあいています。これは、もともと木や竹に備わっていた組織で、水分や養分を運ぶためのパイプの働きをしていたもの。高温で蒸し焼きにされて炭になっても、その構造が残っているのです。拡大して見ると、まるで蜂の巣のように見えます。
その孔に有用な微生物が棲みつき、水や空気がこの孔を通るときに不快臭や有害物質を吸着・分解してくれるのです。さらに、炭はアルカリ性で、酸性の環境を好む有害なカビや細菌が棲みにくいため、浄化作用が発揮されるというわけです。

日本最古の木炭は、なんと約30万年前の遺跡で見つかりました。当時すでに料理に使われていたと推測されています。その後、鉄製の道具の加工にも使われ、奈良時代以降に炭の製法が高度になってからは、暖房(火鉢)としても使われるようになりました。室町時代には、トイレの周りに大量の炭が置かれていたという記録もあるそうで、すでに消臭の働きも知られていたのでしょう。

炭は、空気中の湿度が高いときには水分を吸い取り、湿度が低くなると吸収した水分を放出する性質も持っています。そのため、下駄箱や押入に置いておけば、消臭効果と同時に調湿の効果も期待できます。

このような炭のメカニズムは、科学的にも解明されつつあります。より快適なくらしのために、手軽な炭の活用法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

手軽な炭の活用法

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