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平成27年(2015年)12月9日(水) / 「日医君」だより

大阪府医師会「メディカルカフェ」

 大阪府民の健康啓発を目指し、大阪府医師会では12月2日に「メディカルカフェ」を開催しました。今回のテーマは「高齢者のおひとりさま生活、実は幸せ?」。近隣の カフェの協力を得ながら、いつもの会議室を即席の「カフェ」にアレンジし、一般府民とトークを交わしました。

 「高齢者の生活」は、独居問題や孤独死など、とかく暗くなりがちな話題ですが、講師の辻川覚志・府医広報委員会副委員長が2千人を超える府民にアンケートを行った ところ、「高齢者の独居は生活満足度が高い」という、意外な?結果が見えてきました。更に、「夫婦2人暮らしは満足度が低い」「すべての世代でコミュニケーションに変 化が生じている」など、府民の実情が浮き彫りになりました。

 当日は、辻川氏が調査に基づく講演を約1時間行い、3テーブルに分けて意見を交換しました。今回参加された府民は38人。独居の方の参加は2人でしたが、各人「満足 度は100点満点」と答えておられました。また、「老後生活の希望」を尋ねたところ、(1)配偶者と過ごしたい(13人)、(2)ひとり暮らし(12人)、(3)配偶者・子・孫など家 族と過ごしたい(7人)と続いており、「独居生活=不幸」という形は当てはまらない様子がうかがえました。

 今回のイベントはテレビ・新聞・医療関係誌など、計9社が取材に訪れました。大阪府医師会では、今後も府民が興味を持っている話題を取り上げ、対話を重視した「双 方向性の広報活動」を進めていきたいと考えています。

              (文責:大阪府医師会広報担当理事 阪本 栄)

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