閉じる

平成28年(2016年)1月5日(火) / 日医ニュース

第4回「日本医師会 赤ひげ大賞」受賞者決定

 第4回「日本医師会 赤ひげ大賞」(主催:日医、産経新聞、特別協賛:ジャパンワクチン株式会社)の受賞者5名が下記のとおり決定した。
 本賞は「地域の医療現場で長年にわたり、健康を中心に地域住民の生活を支えている医師にスポットを当て、その活動を顕彰すること」を目的として、平成24年に創設したものである。
 今回の受賞者は、23医師会から推薦のあった27名のうちから昨年10月7日に開催した選考会において決定したもので、表彰式・レセプションは1月29日に帝国ホテルで開催する予定となっている。

受賞者・受賞者の功績

髙橋 昭彦(たかはし あきひこ)医師
54歳 栃木県 ひばりクリニック院長

重度の障がいを持つ小児の在宅医療に尽力
0歳から100歳までの患者を対象として幅広く地域の医療を担う傍ら、在宅療養支援診療所として設立したNPO法人「うりずん」の理事長として小児の在宅医療に尽力。医療的ケアが必要な子どもの家族が24時間過酷な介護を強いられる中、人工呼吸器をつけた子どもを預かる重症障害児者レスパイトケア施設を開設。子どもにとって楽しい場所であるとともに、親たちが安心して預けることができる場所をつくることで家族の暮らしを支援している。


山中 修(やまなか おさむ)医師
61歳 神奈川県 ポーラのクリニック院長

身寄りのない路上生活者に寄り添い生活面でも支援
日本三大日雇い労働者の街、横浜市中区寿町で、住民の「医衣食職住」環境を改善すべく医療施設を開設。「家族がいない人のための町医者」になることを診療の理念として、身寄りのない高齢者や疾病を抱える地域住民の人生の質の向上を目指している。また、地域のチームリーダとして自身で立ち上げたNPO法人「さなぎ達」と協力し、路上生活者の夜間パトロールとともに健康状態の把握、食事の提供等にも従事している。


土川 権三郎(つちかわ けんざぶろう)医師
63歳 岐阜県 丹生川診療所院長

在宅で過ごす患者にきめ細やかなケアサービスを実践
「患者さんの希望に応え、希望を叶えてあげたい」という思いから地域医療・在宅医療に取り組む。患者は赤ちゃんから高齢者までさまざまで、多岐にわたり診察。在宅で暮らしたいと願う全ての人の希望を実現するため、対象者一人ひとりに焦点を当てたケア・カンファレンスを週1回行う等の努力の結果、在宅で看取りをする人が町内の全死亡者の33%となった。アルコール依存症の問題にも携わり、地域医師の連携に努めている。


高見 徹(たかみ とおる)医師
66歳 鳥取県 日南町国民健康保険日南病院名誉院長

まちの道路を病院の廊下に見立て往診に奔走
「まちは大きなホスピタル」「まちの道路は病院の廊下」をモットーに積極的にまちに出て、毎日の往診では100km走ることも珍しくない。高齢化率46.8%でも、在院日数は全国平均を大きく下回るなど、高齢になっても家族や地域で見守りを続け、自宅に住み続ける高齢者が多いまちづくりに貢献している。また、日南病院のモデルが今後の都市部での地域医療に必ず役立つと考え、新しい地域包括医療ケアシステムの構築にも奮闘している。


緒方 健一(おがた けんいち)医師
59歳 熊本県 おがた小児科内科医院院長

小児在宅医療の充実を図り重症の子どもと家族を支援
開院当初から一般診療を行う傍ら、当時は一般的ではなかった小児在宅医療支援を自ら開始・発展させた。超重症児とその家族及び小児在宅医療に関わる全ての人が安心して在宅医療に取り組めるよう、ネットワーク作りにも尽力。また、医療型短期入所施設「かぼちゃんクラブ」を併設し、家族の負担の軽減にも努めている。全国的に評価の高い開業小児科医が出務する小児救急医療「熊本方式」においても、中心的な役割を担っている。

順序は北から。受賞者の年齢は2015年12月末現在。

関連キーワードから検索

戻る

シェア

ページトップへ

閉じる