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平成28年(2016年)4月5日(火) / 南から北から / 日医ニュース

犬派と猫派

 普段私はドラマなどは見ないのだが、情報番組で時々あなたはどちら派ですかという特集をやっていると、興味深く見ている。
 卵かけご飯の卵は①ご飯にのせてからかき混ぜる。②器でといた卵をご飯にかける。トーストにバターを塗る時は①バターを塗ってから焼く。②焼いたパンにバターを塗る。寝る時は①真っ暗で寝る。②淡い明かりをともして寝る。たわいもない質問だが、皆さんいろいろと理屈を言っているのを聞いていると、とても楽しいものだ。ちなみに私は全て②である。
 こういうどちら派の中でかなり高頻度に出るのが、犬派か猫派かであるように思う。
 私は5年ほど前から2匹の長毛のスコティッシュフォールドと暮らしているので猫派ということになるだろうか。ふわもこの2匹が歩き回ったり、おなかを出して寝ているのを見ているだけでとても癒される。ベッドに上がってきて私のおでこに自分のおでこを押しつけて、小さないびきをかいて寝てくれると、次の朝は幸せな気分で起きられる。行きつけのレストランの猫好きのシェフと、猫あるある話で盛り上がるのも楽しいものである。
 ただ、ネットで犬派か猫派で検索すると上位に出るのは、猫好きか犬好きかで個人の性格を判別するもののようだ。カリフォルニア大学の心理学研究所やテキサス大学の心理学者が行った研究まであった。結果はどちらも想像通り、犬派は外交的、人付き合いが良い、猫派は神経質、クリエイティブで冒険好きといった内容である。他にも犬派の彼氏の落とし方、猫派の上司とうまく付き合う方法などがたくさん出てくる。実践している人も多くいるのだろうか。
 ところで、私が家に帰った時のうちの猫2匹の様子を比べると、一方はお気に入りのベッドで寝たまま、そばまで寄って名前を呼んでも小さな耳をかすかに動かすだけ。もう一方はドアの前まで出てきて待っているか、うわああんと泣きながら走り寄ってくるかだ。どうも1匹は猫派性格、もう1匹は犬派性格のようである。猫ですら、猫だからと単純にくくれないのだ。

千葉県 柏市医師会報 2015年2月号より

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