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平成28年(2016年)5月20日(金) / 日医ニュース

健康寿命延伸のためのロコモの啓発と予防―日本整形外科学会の取り組み―

勤務医のひろば

160520m.jpg ロコモとは? 運動器の障害で移動能力が低下し、要介護になったり要介護になる危険性が高い状態を「ロコモティブシンドローム(運動器症候群:ロコモ)」と呼ぶことを2007年に日本整形外科学会〔中村耕三理事長(当時)〕が提唱した。これは、運動器(筋肉、骨、関節など)のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、歩行や日常生活に何らかの障害を来している状態を意味する。
 日本整形外科学会は、超高齢社会に向けて運動器の健康を保ち、高齢者が自分の足で歩き続けるために、ロコモを予防し健康寿命を延伸するための啓発を続けている。その活動を拡げるため、2010年に「ロコモ チャレンジ! 推進協議会」を設立した。
 2013年健康日本21(第2次)の目標の1つに、国民の認知度を2012年の17・3%から2022年に80%に上げる数値目標が設定された。歴代の中村、岩本幸英、丸毛啓史理事長と「ロコチャレ協議会」が中心になって、日本整形外科勤務医会、日本臨床整形外科学会と協力して、目標に向かい邁進している。
 日常生活動作から判定する7つのロコチェック項目があり、更に年齢によるロコモ度テストがある。まずは、ロコチェックでロコモを疑ったら、ロコトレをすることを勧めている。
 ロコトレには、「片脚立ち」左右1分間1日3回と、「スクワット」5~6回1日3回の2つの運動が基本で、これを毎日続けるだけで効果が得られる(詳細は、日本整形外科学会のホームページを参照)
 健康寿命延伸は、医療従事者にとって共通の重要な課題であり、認知症対策や他のプロジェクトと共に日医関係者の皆様の協力を得て進めていかなければならない。上記目標に向けて、日医の先生方の更なるご理解とご協力をお願いしたい。

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