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平成28年(2016年)9月20日(火) / 南から北から / 日医ニュース

ドラえもんの最終回

 ドラえもんの最終回は、実はたくさんある。ドラえもんは複数の雑誌(「小学○年生」など)に連載されていたため、筆者の藤子・F・不二雄が描いた最終回だけでも3話存在する。更にアニメでの最終回もあるため、どれが本当の最終回なのかは分からない。
 今回は、私が個人的に好きな最終回を紹介する。これは、ドラえもんをこよなく愛する1人のファンの方が作成したオリジナルストーリーで、ネット上でジワジワと広がったものである。
 ある日、のび太が学校から帰ってくると、ドラえもんが動かなくなってしまっていた。困惑したのび太はドラミちゃんに泣きつく。ドラミちゃん曰く、「バッテリーが切れてしまったの。バッテリーを交換すればお兄ちゃんはまた動きだすけれど......。その代わり、のび太さんと一緒に過ごした記憶メモリーも失ってしまうわ」。
 のび太は悩んだ末、自分でドラえもんを直すことを決意する。とりあえずドラえもんを押入れにしまい込み、皆には「ドラえもんは未来へ帰った」と説明。それからというもの、あの勉強嫌いで0点ばっかりののび太が、ドラえもんのために猛勉強を始める。そうして、のび太はロボット工学者に成長した。努力の末に、記憶メモリーを維持したままで修理が完了。スイッチを入れると、ドラえもんはゆっくりと目を開けて言った。「やあ、のび太くん。宿題はもう終わったのかい?」
 著作権うんぬんの難しい話は置いておいて、好きな最終回である。のび太くんはYDK、「や(Y)れば で(D)きる 子(K)」。日々の診療で、自分の未熟さに愕然(がくぜん)とすることもしばしばだが、自分もきっとYDKになれると信じて、日々精進していきたいと思う。

秋田県 秋田市医師会報 No.533より

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