閉じる

平成28年(2016年)11月20日(日) / 日医ニュース

横倉会長が世界医師会次期会長に選出される

横倉会長が世界医師会次期会長に選出される

横倉会長が世界医師会次期会長に選出される

 世界医師会(以下WMA)台北総会が、台湾の台北市において10月19日から22日にかけて開催された。
 今回の総会で特記すべきは、22日の総会本会議における選挙により横倉義武会長がWMA次期会長に選出されたことである。次期会長選への立候補は、横倉会長の他、中国医師会、クロアチア医師会、ナイジェリア医師会からの3名であった。
 横倉会長は、1年間次期会長を務め、2017年10月のシカゴ総会において、WMA会長に就任する。
 また、新会長にはケタン・デサイ インド医師会元会長が、財務担当役員にはアンドリュー・ディアデンWMA理事(イギリス医師会)がそれぞれ就任した。
161120b2.jpg 総会には日医から、横倉会長(WMA理事)、松原謙二副会長(WMA理事)、道永麻里常任理事(WMA理事)、学術集会講師として渋谷健司東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教授が出席した他、畔柳達雄参与、村田真一弁護士、日本医師会Junior Doctors Network(JMA―JDN)から三島千明、岡本真希、加藤大祐、鈴木航太各医師が参加した。
 全体の参加者は、58加盟国医師会及び赤十字国際委員会等約300名で、そのうち日本からは日医代表団他、福岡県医師会を中心に総勢38名であった。
 議事では、「シリアにおける医療施設及び医療従事者の保護に関するWMA緊急決議」が採択された他、「ヘルスデータベースとバイオバンクに関する倫理的考察に関するWMA宣言」が「台北宣言」として採択された。
 21日の総会式典では台湾の蔡英文総統による歓迎の辞が、22日の公式晩餐(ばんさん)会では陳建仁副総統によるあいさつが、それぞれ行われた。
161120b3.jpg 学術集会は「医療制度の持続可能性」をテーマに行われ、林奏延台湾保健大臣による基調講演に続き、渋谷東大教授による「高齢化社会での医療の持続可能性、世界的観点から」と題した講演が行われた(写真右)
 その他、準会員会議では、提出文書の検討及び前会長・議長活動報告、JDN報告が行われた。また、総会前のJDN役員選挙において、"Membership Officer" に三島JMA―JDN副代表が再選された。
 会期中には、アジア大洋州医師会連合(CMAAO)の懇談会(12加盟医師会約50名が参加)が行われた他、韓国医師会との意見交換を行った。
 なお、今回の総会での新規加盟申請はなく、加盟医師会数は112となっている。

総会での主な議決事項

(1)採択文書
 緊急決議:「シリアにおける医療施設及び医療従事者の保護に関するWMA緊急決議」
 医の倫理関係:「ヘルスデータベースとバイオバンクに関する倫理的考察に関するWMA宣言」(「台北宣言」として採択)
 社会医学関係:「高齢化に関するWMA声明」「国際医療選択科目における倫理的考慮事項に関するWMA声明」「ジカウイルス感染に関するWMA声明」「難民と移民に関するWMA理事会決議」「産業・環境保健と安全及びジェンダーの側面に関するWMA声明」「子どもの肥満に関するWMA声明」「化石燃料への投資撤回に関するWMA声明」「医療その他の基幹インフラに対するサイバー攻撃に関するWMA声明」
(2)今後の会議開催日程
 2017年:理事会4月20~22日リビングストン(ザンビア)、総会10月11~14日シカゴ(米国)
 2018年:理事会4月リガ(ラトビア)、総会10月レイキャビク(アイスランド)
 2019年:総会10月イスタンブール(トルコ)
 2020年:総会10月トビリシ(ジョージア)

関連キーワードから検索

戻る

シェア

ページトップへ

閉じる