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平成29年(2017年)3月5日(日) / 日医ニュース

雑感

 最近「○○ファースト」という言葉が流行し、当たり前のように用いられるようになっている。これは米国のトランプ大統領の「アメリカ ファースト」発言に影響を受けたものと言われている。
 この○○ファースト、受け取り方によりいくつかの意味になり得るが、大多数の人は「当事者を一番大事にする(最優先する)」という意味に捉えているし、私もそう感じている。しかしこの言葉、"自分最優先が当然であり、他者の事情等は二の次"的なニュアンスが垣間見えるのは私だけであろうか?
 自分が一番大事、ということはある意味当たり前なのだが、特に日本人は従来からこのような発言を避ける(嫌う?)傾向にあったように思われる。自己中心・自分本位・利己主義等々、これまで学校の先生や親達から慎むようにと教わってきたはずの考え方が、当たり前のように大きな顔をするようになってきたのはなぜなのか? 権利意識の高まりであろうか? それとも「貧すれば鈍する」結果なのだろうか?
 物質的には昔よりはるかに恵まれてきたはずの現代社会、貧しくなったのは心、とはよく言われるが......。利他主義とは言わないまでも、自分と同じだけ他人を大事に思う気持ちをもう一度皆が持つためにはどうすればよいのか?
 やはり教育が国の根幹であると言わざるを得ないと思うのは私だけであろうか?

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