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平成29年(2017年)3月20日(月) / 日医ニュース

ブロック別に「女性医師支援」の取り組み等を報告

ブロック別に「女性医師支援」の取り組み等を報告

ブロック別に「女性医師支援」の取り組み等を報告

 平成28年度女性医師支援事業連絡協議会が2月17日、日医会館大講堂で開催された。
 今村定臣常任理事の司会で開会。冒頭のあいさつで横倉義武会長は、「日本医師会女性医師バンクは、平成19年1月の開設以来、今年で10年を経過し、500件を超す就業実績を上げている」として関係者の尽力及び協力に謝意を示すとともに、相互理解を深め、本事業の一層の活性化を目指すと強調。女性医師支援が医療現場の勤務環境改善や組織力強化につながっていくとの認識を示した。
 当日の議事は、(1)女性医師支援センター事業ブロック別会議開催報告、(2)女性医師バンクの新たな取り組みについて―であり、6ブロック(北海道・東北、関東甲信越・東京、中部、近畿、中国四国、九州)をそれぞれ代表して6府県医師会(秋田、千葉、静岡、京都、山口、沖縄)から各ブロック別会議の総括や特徴的・先進的な取り組みが紹介された他、女性医師バンクの新たな事業について説明が行われた。
 北海道・東北ブロック:蓮沼直子秋田県医師会男女共同参画委員会委員長は、医師国家試験における女性合格者が3割を超える状況の中、秋田県で取り組んでいる「イクボスセミナー」について紹介。働き方の多様性の維持等にも配慮しながら、「育児支援」と「キャリア支援」を別に考えた取り組みを進めていく必要性を強調した。
 また、①女性の活躍(社会参画)②男性の家庭参画③イクボス―をセットで行うことが重要であり、人材確保に向けた企業戦略として考えていくべきとした。
 関東甲信越・東京ブロック:松岡かおり千葉県医師会理事は、同県医師会の取り組みを報告。女性医師支援事業として主に①男女共同参画推進委員会②研修会・懇談会―の開催を行っており、①の成果として、出産した女性医師への出産祝金の支給が決まったことを挙げた。
 その他、茨城県医師会の医療勤務環境改善支援センターと連携した取り組み等、関東甲信越・東京ブロックの各都県医師会における代表的な事業を紹介した。
 中部ブロック:小林利彦静岡県医師会理事は、中部ブロックの各県医師会の取り組みを報告。石川県医師会の女性医師支援センターの活動や、愛知県医師会の「イクボス大賞」等を紹介した。
 また、中部ブロックの今後の展望として、①中部7県担当理事の情報共有・連携活動等の強化②担当理事またはコーディネーター等のネットワーク構築―等が必要とした。
 近畿ブロック:三浦晶子京都府医師会理事は、近畿ブロック会議の内容を報告。滋賀県医師会の医学生・研修医等サポート事業等、各府県医師会の取り組みを紹介した後、京都府医師会の活動として、医師のワークライフバランス委員会を発足し、①子育て支援事業②ホームページによる子育て支援情報等の発信③医学生・研修医等をサポートする会―等の活動を検討している状況を説明した。
 中国四国ブロック:今村孝子山口県医師会常任理事は、中国四国ブロック会議の内容を報告。鳥取県医師会の女性医師支援の取り組み等、各県医師会の活動を紹介した他、ブロック会議の担当県として実施した介護に関するアンケート結果について、会員に対する介護支援の必要性があると考えている県が9県中7県にのぼったことや、その理由について解説した。
 九州ブロック:外間雪野沖縄県医師会女性医師部会副部会長は、九州ブロック会議の内容を報告。長崎県医師会の「あじさいプロジェクト」等、各県医師会の取り組みを紹介した後、沖縄県医師会女性医師部会の活動について説明した。
 また、ブロック会議当日に行われたディスカッション・情報交換会における代表的な意見を紹介した。
 6府県医師会の発表後に行われた質疑応答・総合討論では、女性医師のキャリアパスの構築方法やイクボスの取り組み、ワークライフバランスを考慮した体制の構築に関する質疑が多く出されるなど、活発な意見交換が行われた。
 (2)では、専任コーディネーターより、女性医師バンクが現在取り組んでいる4つの改革(①ホームページの刷新②広報活動の強化③登録者へのフォローの強化④都道府県医師会との連携強化)について概要が報告された後、協議会は終了となった。
 当日の参加者は143名であった。

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