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平成29年(2017年)4月5日(水) / 日医ニュース

「○○」おばあちゃんの元気の源

 94歳になる「○○」おばあちゃん、耳は少し遠いが今日も元気で軽く杖をつきながら外来診療にやってきた。「○○さん今日は誕生日だね。おめでとう!」とカルテを見ながら言うと、「テレビの薬(サプリメントや健康食品のこと)は飲んでないけど、先生のお薬とオロナミンC、そして私の一番のご馳走(ちそう)『うなぎ』を食べて元気です」と笑顔で話してくれた。
 以前聞いたことがあるが、オロナミンCの「C」はビタミンCのこと、しかしリポビタンDの「D」は「Delicious(おいしさ)」、アリナミンAの「A」は「Ace(最高のもの)」の意味だそうだ。
 「うなぎ」はビタミンAが豊富で、夏の暑さで体力を消耗する時期に食べると元気が出ることから、土用の丑の日に「うなぎ」を食べる。これは江戸時代の医師であり発明家の平賀源内が、ある「うなぎ屋」から夏でも客がくるように何か策がないか頼まれ「土用の丑の日は、うなぎの日」と宣伝コピーを考えて、これが広く世間に定着したそうだ。
 おばあちゃんの元気な笑顔を見ると、好きなものがあり、食欲旺盛なのが元気の源だなと、つくづく実感した。
 私も「うなぎ」は大好きだが、しかし最近では、さまざまな要因で捕獲量や養殖量も少なく、値段は高く、なかなか食べることができない。私も含めて「うなぎ」大好きな「○○」おばあちゃんが十分食べることができるように安くなるとよいのだが......。

(禿)

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