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平成29年(2017年)4月5日(水) / 南から北から / 日医ニュース

私の気分転換

 医者になって30年、佐伯に住んで20年が経った。ストレスの多い仕事の中、何か気分転換できる趣味を持とうと思い、始めたのが釣りである。
 佐伯・蒲江は全国的にも釣りで有名なところで、"釣りバカ日誌"という有名な映画の舞台にもなったくらいであり、釣り場には困らない。
 子どもの頃は親に連れられ、港の岸壁でサビキという針が数本付いた仕掛けで、ゼンゴというアジの小さいやつを釣ったことがあったが、佐伯に来て、大学の同級生が同じ病院で働いており、本格的な釣りをしていたので、同行して仕掛けの作り方や餌の調達法など教えてもらい、割とスムーズに始められた。
 同行している時に釣ったのが56センチメートルのチヌ(クロダイ)で、とても引きが強く、その時に味わった手応えが忘れられず、またその感覚を味わいたいがため、続けているというのが正直なところである。
 普段の釣り場はというと、蒲江畑野浦の知り合いの釣り筏(いかだ)で、私専用となっているところである。海岸沿いの道から15メートルくらい海に突き出しており、水深は10メートルくらい。まだ暗い早朝に出掛け、"朝まずめ"と言われる大物が釣れる時間帯を狙って始める。
 釣果(ちょうか)はというと、薄明るくなるくらいに1時間ほどまずアジが釣れ、運が良ければ30センチメートル台のものも時々釣れる。その時間帯が終わると、たまにだが50センチメートル前後の真鯛が釣れるので、いつもそれを期待して餌がなくなるまで粘っている。
 ここで釣れた真鯛の一番の大物は78センチメートル(6・8キログラム)もあり、釣竿が折れてしまうのではというほど曲がり、今でもその時の興奮を思い出す。ウキがピクッ、ピクッと沈むと、どのタイミングで合わせようかとか、どんな大物が餌をつついているんだろうかとか、ワクワクしながら楽しんでいる。
 当院にローテーションで来られた若い先生で釣りをしてみたいという方は連れて行くのだが、ほとんどの方が私と同じように釣りにはまってしまう。
 自分の年齢・体力と相談しながら楽しみを続けていこうと考えている。

(一部省略)

大分県 大分県医師会会報 第743号より

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