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平成29年(2017年)4月5日(水) / 日医ニュース

日本医師会ジュニアドクターズネットワークの活動について

JMA-JDN主要メンバー

JMA-JDN主要メンバー

 『日医ニュース』をご覧の皆さまに、日本医師会ジュニアドクターズネットワーク(以下、JMA-JDN)の活動について、ご紹介させて頂きます。
 ジュニアドクターズネットワーク(Junior Doctors Network:JDN)は、2010年に世界医師会(WMA)において若手医師のプラットホームを目指して設立され、現在は主に卒後10年以内の若手医師によって構成されています。
 日本では、2012年に日医国際保健検討委員会の下に若手医師・医学生分科委員会が設置され、JMA-JDNが立ち上がりました。
 今年度は、運営メンバーとして全国から約20名の若手医師が中心となり活動しています。JDNの活動を配信するメーリングリストには、全国各地から約160名の若手医師が登録しています。
 JMA-JDNは、若手医師が国際的な視野を持ち、専門科を越えたネットワークを通してつながり、共に学び、地域の医療に貢献することを目的にしています。私達JMA-JDNのメンバーは、普段は臨床や研究などそれぞれの勤務を行いながら、月に1回オンラインミーティングを行い、メール、SNS等を通してコミュニケーションをとり、運営を行っています。
 日々の勤務に追われながら、少しずつではありますが、日医のサポートの下、活動を継続してきました。これまで、若手医師に向け、以下のような活動を行っています。

①国際活動

170405h2.jpg WMAやアジア大洋州医師会連合(CMAAO)の国際会議に日医からの派遣で参加しています。
 WMAの会合では年2回、世界の若手医師が集まるJDNミーティングが開催されており、JMA-JDNメンバーも参加しています。
 最近では、2016年10月にWMA台湾総会に参加しました。その際にはAsia and Pacific JDN Meetingが行われ、台湾医師会のご協力の下、地域の医療施設の見学も行いました。
 JDNミーティングでは、世界の若手医師とお互いの国の医療課題、若手医師を取り巻く課題について、経験の共有と議論、提言を行っています。
 海外の医療制度・教育等を学ぶだけではなく、日本の医療の現状、特に高齢化社会における課題や日本の取り組みについては、海外の若手医師らの関心も高く、それらをプレゼンテーションし、発信することを通して、自らが日本の医療についてより深く学ぶ機会になっています。
 その他にも、さまざまなネットワークに参加しており、今後はそれらのネットワークを活かした展開を検討しています。
 また、日医の国際保健委員会の開催時には、合同委員会としてJMA-JDNメンバーも参加し、活動報告、情報共有、意見交換を行い、委員やオブザーバーの先生方からアドバイスを頂いています。
 WMA台湾総会では、横倉義武会長がWMA次期会長に選出されましたが、横倉会長からは、JMA-JDN始め世界の若手医師に対して、とても力強いサポートを頂いています。
 今後もこういった環境を活かし、多くの若手医師の方に国際的なネットワークに触れ、視野を広げる機会を提供していきたいと思います。

②専門の科を越えて学ぶ

 初期研修を終えて専門科に進むと、その他の科や施設の若手医師のつながりが狭まりがちです。そのため、私達は、専門の科を越えて学び合うことを目的に、JMA-JDNによるセミナーを企画しています。
 内容は、科を越えて医師として学ぶべきテーマを選定しています。これまで、保険医療2035、国際保健、ヘルスコミュニケーション、健康の社会的決定要因(Social Determinants of Health:SDH)、メンタルヘルス、キャリアプランニングなど、多彩な内容で学びを深めてきました。
 今年度も、若手医師にとってためになる学びの機会を企画する予定です。現在、ヘルスコミュニケーション、論文の書き方等をテーマとして検討中です。

③地域社会への貢献

170405h3.jpg グローバルな視野をもって医療を学び、自分達の足元である地域の医療に貢献することを目標の一つにしています。しかし、私達若手医師は、なかなか地域医療に関わる先輩である先生方と直接お会いして交流し、学ぶきっかけがあまりありません。
 地域医師会の先生方に若手医師のニーズをお伝えしたり、何か若手医師向けの企画のお手伝いができないかと考え、全国の地域医師会のご協力の下、JMA-JDNと地域医師会とがコラボレーションした活動を少しずつ行っています。
 これまでに、北海道、石川県、徳島県、高知県にお邪魔し、若手医師向けのセミナーや勉強会に参加させて頂きました。
 最近では、2月に北海道医師会が主催された「キャリアデザインセミナー」の企画に参加させて頂きましたが、若手医師と地域の先輩の先生方が交流し、学ぶことのできるよい機会となりました。
 今後も全国の地域医師会の先生方とつながり、さまざまな地域の若手医師の輪を広げる活動を企画したいと思っています。

④若手医師のネットワークを活かした調査、提言

 研究に意欲のあるメンバーが集まり、リサーチのチームを開設し活動しており、若手医師ならではの調査研究と提言を目指しています。
 最近では、現場の課題を若手医師の視点で抽出し、それらに対してアカデミックな考察を加えて発信することに取り組んでいます。
 既に、『JMAJ』において、JMA-JDNメンバーが地域での臨床経験を基に、現状を記述し、short letterとして発表させて頂きました。
 また、世界の若手医師を対象にした『WMA-JDNニュースレター』、医学生を対象にした『ドクタラーゼ』にも執筆させて頂き、活動の発信を行っています。
 リサーチの活動はまだ始まったばかりですが、若手医師ならではの視点から、貢献できる活動を目指して議論しています。
 以上のような活動を通して、2017年度もグローバルな視野を持ち、地域とつながる若手医師のネットワークづくりに取り組んで参ります。
 周囲の若手医師で活動に興味のある方がいらっしゃいましたら、日医のホームページ若しくはFacebookの「Japan Medical Association Junior Doctors Network」を通して、メーリングリストへの参加をお願いいたします。
 また、地域医師会における若手医師向けの活動において、JMA-JDNメンバーが参加可能なものなどがありましたら、日医国際課まで、ご連絡頂けますと幸いです。
 JMA-JDNの活動について、今後ともご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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